【演 目】サマー・ソルジャー
【会 場】下北・本多劇場
【出 演】ダイノジ
タカ＆トシ
トータルテンボス
柳家喬太郎 他
【評 価】★★★☆☆
若手といってもかなり練れた感じの３組の芸人が集まってのライブ。
いや、ライブではなく、完全に芝居でした。しかもこの日のみの公演。
それぞれが単独でネタをやるのではなく、ダイノジ大谷の脚本で全員
参加してのコメディを演じる。
内容的には客演の柳家喬太郎師匠率いる落語の一門の話。
高座あり、オオギリあり、それぞれの特徴を生かしたネタあり、大谷
の脚本らしいマジシーンもあってかなり盛だくさん。
脚本はかなりしっかりしたものがあるとは思うのだが、全員一癖ある
芸人の集まりなので興に乗ってアドリブ三昧という感じ。
恐らく２時間で幕という予定だったのだろうが結局３時間弱。友情出
演で最後の方に登場した次課長・河本なんかは結局５分くらいしか舞
台にいることが出来なかった。（ちょっと可哀そうだ）
これを書いている今となっては『サマー・ソルジャー』という題名に
なった経緯も思い出せないほど、内容も忘れてしまったが、結構笑え
たことは間違いない！
また、柳家喬太郎師匠の落語も今風のお題をチョイスしたのだとは思
うが普通に面白かった。（落語家ってすごいと思った）
この舞台のＭＶＰはタカ＆トシのトシだろう。とにかく演技がうまい
し、その上ツッコミだけでなく、ボケもかましてきていた。そしてそ
のボケが結構面白いのだ。新たな一面を見た気がした。タカはいつも
のタカだった。トータルは２人ともよい感じだったが、ダイノジ・お
おちが今ひとつの感があった。脚本・主役を務めたダイノジ・おおた
にだが、これもタカと同様いつものダイノジのコントとキャラが変わ
らず面白みに欠けた。
全体の出来としては１日だけの公演としてはとてもよかったと思う。
是非何度やって脚本やネタを練り上げて欲しい。次回があればまた見
に行ってみたい。