風のささやきを聴け~ラコタ族の教え | 覚技ワーク~注意の行き届いた自然体★新海正彦

覚技ワーク~注意の行き届いた自然体★新海正彦

覚技(かくぎ)とは、さまざまな心理療法に、武術や音楽やシャーマン的テクニックを取り入れた、こころとからだに目覚めをもたらすトレーニング・メソッドです。


「風のささやきを聴け」という本の中のなかに、
お気に入りの一節があります。


じっと坐り、

その状態を楽しむこと。

子どもたちの訓練はここから始まる。

よく匂いを嗅ぎ、見えないものを見、静けさに耳をすます。

じっと坐っていられない子どもは、成長しきっていない。


【ルーサー・スタンディング・ベア(ラコダ族)】



風景が浮かんできます。
子どもがじっと坐っている場所はきっと外。

赤色の土でひくい草木がところどころに生えている。
あたりはとても静かで、晴れわたった遠くも空から
ときどきイーグルの鳴く声が聴こえる。。。

コレを読んでこんな想像をしているだけでも、
気持ちがスーッと落ちついてきます。



自然の変化や、精霊の気配までも感じる。
それは生きていくうえでとても大切なこと、
という教えなのでしょうね。

これを子どもの訓練としているなんて、
すごい文化だなあって思います。



「じっと坐っていられるのは大事です」というしつけは、
日本でも、東洋でも西洋でもあると思います。

でも、
じっと坐り、その状態を楽しむこと
というのはないですよねー。

よく匂いを嗅ぎ、見えないものを見、静けさに耳をすますというように、
じっと坐っているとき、どうしたらいいのかもちゃんと言ってるし。



近いといえば、禅文化から由来している、
茶の湯の世界でしょうか。

茶を楽しみながら、庭の松柏の音を聴く、、、

これはもー、老師の世界ですよね。



ラコタ族のお話では「子どもたちの訓練」についてですが、

これってそのまんま、大人の話ですね。

ぼくもいつも、この感じで居たいもんですヾ(^o^;) ガンバレ!


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気づきとアウェアネスの技術~覚技ワークス主宰★新海正彦