「風のささやきを聴け」という本の中のなかに、
お気に入りの一節があります。
じっと坐り、
その状態を楽しむこと。
子どもたちの訓練はここから始まる。
よく匂いを嗅ぎ、見えないものを見、静けさに耳をすます。
じっと坐っていられない子どもは、成長しきっていない。
【ルーサー・スタンディング・ベア(ラコダ族)】
風景が浮かんできます。
子どもがじっと坐っている場所はきっと外。
赤色の土でひくい草木がところどころに生えている。
あたりはとても静かで、晴れわたった遠くも空から
ときどきイーグルの鳴く声が聴こえる。。。
コレを読んでこんな想像をしているだけでも、
気持ちがスーッと落ちついてきます。
自然の変化や、精霊の気配までも感じる。
それは生きていくうえでとても大切なこと、
という教えなのでしょうね。
これを子どもの訓練としているなんて、
すごい文化だなあって思います。
「じっと坐っていられるのは大事です」というしつけは、
日本でも、東洋でも西洋でもあると思います。
でも、
じっと坐り、その状態を楽しむこと
というのはないですよねー。
よく匂いを嗅ぎ、見えないものを見、静けさに耳をすますというように、
じっと坐っているとき、どうしたらいいのかもちゃんと言ってるし。
近いといえば、禅文化から由来している、
茶の湯の世界でしょうか。
茶を楽しみながら、庭の松柏の音を聴く、、、
これはもー、老師の世界ですよね。
ラコタ族のお話では「子どもたちの訓練」についてですが、
これってそのまんま、大人の話ですね。
ぼくもいつも、この感じで居たいもんですヾ(^o^;) ガンバレ!
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気づきとアウェアネスの技術~覚技ワークス主宰★新海正彦