神楽(かぐら)は、
神社などでおこなう神事で
神に奉納するための歌や舞のことです。
もともとは神遊びといって、
神さまを楽しませるものだったのが、
のちに人々も楽しむようになってきたそうです。
だから本来は、
演者は神社のほうを向いていて
観客にお尻を向けて歌や踊りをやるものなんですね。
ずいぶんむかしのことですが、
奉納演奏をたのまれて
何度かやったことがありました。
四国高知のご神事で「神降ろしの儀」というのがあり、
ひょんなことからそこでの演奏をたのまれたんです。
ぼくは神事の専門家でも神楽の楽師でもありません。
でもせっかくだし、「これはおもしろそうだ~!」
と引き受けちゃいました~☆ヾ(・_・。) yes!
伊勢神宮から宮司さんが四国にきていて、
演奏の打ち合わせをしていたときのことです。
宮司さんが、
「ひとしきり静かな演奏が済みましたら、
お神楽(かぐら)をサンバ風でお願いします。
わたくしも参加しますから」
といったんです
「はっ?サンバ、、、ですか?!」( ̄○ ̄;)
「はい~」
「・・・・・・・」
それじゃあと試しにやってみたら、
これがけっこういい感じ~♪
「そうです!それです!」と宮司さんもノリノリ。
たしかに合うんですね~、これが。
神さまに向かってやる、本格的なタイプのご神事なので、
はじまる前は「こんな大切なところでこんなことをやっていいのか?」
とも思いましたが、当の宮司さんがいってることだしな~と開き直りました。
本番ではめっちゃたのしいお神楽サンバ♪
みょ~に本気になっちゃって、気がつけば神がかりに???(ノ*゚ー゚)ノ
また、奈良の天川神社というところでも、
同じようなことがありました。
神社の立替えの式典でご神事が終わってからの奉納演奏。
大事な場面です( ̄^ ̄)
最初はおごそかに演奏しているんですが、
こちらも神官の合図とともに、
途中からかなりダンサブルにo(^0^o)♪~(o^0^)o
「みやばしら~じゃぁ えいそわか~♪」と
村の人たちや神官たちが踊りだして、
それが夜おそくまで、ずーっと続きました。
天(あま)の岩戸に隠れた神さまを
引き出すために神楽を舞ったという
天の岩戸開き伝説というのがありましたね。。。
神さまが「なにやら外はたのしそうだぞ~!」と
思わず岩戸から出てきてしまったというからには
神楽サンバのように、かなりダンサブルだったのではないかと、
勝手におもうわけです。。
「神楽は、神を楽しませて慰める神あそび」
こんな踊りの光景をみていると、
神事も身近に感じることができました(@゚ー゚@)
☆.。.:*・゚★毎日を、発見の喜び満ちた日常に!★・*:.。.☆
気づきとアウェアネスの技術~覚技ワークス主宰★新海正彦