「もちこたえて、しのんでやりぬけ~!」それが根性です!?~言葉とからだ | 覚技ワーク~注意の行き届いた自然体★新海正彦

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覚技(かくぎ)とは、さまざまな心理療法に、武術や音楽やシャーマン的テクニックを取り入れた、こころとからだに目覚めをもたらすトレーニング・メソッドです。

言葉とからだって関係がふかいんですよ~。

きょうはこのことを書きます。


言葉って、書いたり話したりするものですが、
もともとは声に出して話すものですよね。

じゃあ、声ってどう出しているかというと、

筋肉の働きで息をだして、

声帯の筋肉で調整するから声になります。


そうかんがえると、
言葉ってからだと直結しているんですよね。

(気持ちもからだと深い関係がある⇒⇒「からだは無意識」)




たとえば「根性」って言葉。

好きな人も多いし嫌いな人も多い言葉だとおもいますが。。。


「根性」っていうのと「ねばりづよさ」。

「根性」のほうは勇ましい感じ、

「ねばりづよさ」のほうは、ネバる感じ。
こっちはなんだか、からだに来ます^ ^;


次に頑張る!っていう言葉、

「平たく言うとどうなるんだろう?」と、

やる気出して調べてみました~♪

そしてら、けっこうおもしろい。

(んっ?!根性の次に頑張る?!ほんとはすきなのか、オレ???^ ^;)



辞書では、

「頑張る」って「我慢してやり抜く」こと。

我慢=耐えしのぶこと


つまり、
「頑張る」って「耐えしのんでやりぬく」ということになります。


ほうほう^ ^


もう少しつっこんで「耐える」を調べたら、

耐える=こらえる/もちこたえる

ということで、

「頑張る」は「もちこたえて、しのんで、やりぬく」


く~っ!

「もちこたえて、しのんで、やりぬく」

ってすごい表現!



「なんとか頑張れ!頑張るんだ!」

といわれるより、

「なんとか、もちこたえて!しのんで、やり抜いてくれ!」の方が、

ぼくはからだに来ますが、どうでしょう?


こんない言い方で応援されたら、
ちょっとネバっこすぎて、

「あっそこまで、できませんから!」

と早々にあきらめちゃうかも^ ^;


それはともかくとして、、、

これって、頭よりからだや気持ちに直接くる感じがします。



ぼくたちはふだん言葉を何気に使ってますけど、
注意してみると、いろいろな発見があります。

ふだん使っている言葉も、
気がつかないけど頭だけに
働きかける言葉になりすぎているかもしれません。

もっとからだことばに置き換えてみると、
意外と行動しやすかったり、納得感があったりします。


きょうは、
抽象的な言葉は平たくすると、
からだに効くぅ~でした^ ^/


毎日が発見の喜びに!
気づきとアウェアネスの技術
覚技ワークス主宰★新海正彦