足の裏はもうアウェーじゃないぞ! | 覚技ワーク~注意の行き届いた自然体★新海正彦

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覚技(かくぎ)とは、さまざまな心理療法に、武術や音楽やシャーマン的テクニックを取り入れた、こころとからだに目覚めをもたらすトレーニング・メソッドです。

手ってすごいことをやっています。
とても繊細な動きをしています。

触れるときは意識していなくても、重さや手触りを確かめています。

コップを持つときだって、いきなりガッとは持たず
重さを確かめるようにして持ちます。

もしもですよ、
手のタッチが雑だったらコップは取り落とすし、
紙コップは握りつぶしてしまうし、もー大変です^ ^;

ソフトタッチが大事なんですよね。


ところで足はどうでしょう?
地面といつもコンタクトしている足の裏。

足の裏って自分からずいぶん遠くにある感じがするし、
手や体の前面に比べて、いつもは見えないので
体のなかでもアウェーなところ? ^ ^;

でも地面や床と接している最初の部位といったら足の裏ですものね。
大地から見ると足はいきなりフロントです。

よっ、なんかえらいぞー足の裏ぁ!!

手の平にあたるのが、足でいえば足の裏。

地面とのコンタクトが雑だったら、
地面を壊すことはありませんが^ ^;
からだ全体にはいろいろと影響を及ぼしかねません。

足の裏もソフトタッチが大事なんですよね。



武術、とくに合気系統の武術では足の裏の感触を大切にしています。

「足をふんばってはいけない。床に軽く触れているようにしていなさい」
といいます。

床と接している足裏に注意を向けていることが大事なんですね。

動いているときには常に足の裏の感覚や重心の位置を確かめています。


力まかせで投げたりせずに相手とともに動くには、
足の裏の感触に注意を向けて、
まず自分の重心がどうなっているか確認しているんですね。

相手と一緒にダンスを踊るのと似ているかもしれません。


足の裏、もう今日からアウェーとはいわせません!!!

って、いったのは僕だっけ?!


覚技ワークス主宰 新海正彦