goonews:なぜソニーはかつての輝きを失ってしまったのか
「ウォークマン」のように世界中の若者に支持された大ヒット商品を世に送り出したソニーは、なぜ凋落したのか。
前刀 転換点は1995年4月、出井伸之氏が社長になったとき。
過剰投資で悪化していた財務体質を改善するため、独立採算のカンパニー制を導入した。
社内ではP/L(損益計算書)が幅を利かせた。
そんな風潮が創業以来続いてきた“尖ったものづくり”という冒険心を現場から奪ってしまうことになった。
しかも出井氏は「これからはエレキの時代ではない」と発言した。ハード(製品)を単体で売って終わりではなく、インターネットを含むネットワークにつないで稼ぐとしていたが、サービスの全体像が明確に見えていなかった。
その反省の上に立ってソニーは、その後エレキの復活を宣言し、
ハードオリエンテッド(製品志向)を強調している。
しかし、過去の成功に引きずられていて、
アップルのように、誰も経験したことのないライフスタイルを提案することができていない。
これはソニーに限らず、国内家電メーカーに共通する弱点だ。
製品を通して、どのような価値を、どんな人たちに届けるかというビジョンをまったく描けずにいる。
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会社が大きくなっていくと、安定志向になるのはどこも同じのようです
そうなってくると、新規採用も安定した人材を採る方向に偏ってしまいます。
このことから
安定志向が会社に蔓延すれば
個性的な人材がいなくなってしまうのは当然の成り行きといえるでしょう。
仮に、こういう会社に、個性的な人間をいきなり入れても
はじき出されるか、個性を消して、安定を目指す人に変わってしまうと思われます。
ソニーの今の現状をゲームから見ると
今、勢いがある任天堂は、常に新しい試みを試しています。
タッチパネルを採用したDS、動きを取り入れたwii。
ソニーのPSPは家庭用ゲーム機のスペックを携帯化しただけにとどまり
PS3は、以前のバージョンアップに過ぎないようです。
名前から見ても違いが現れています。
任天堂は頭にNINTENDOとつくものはありますが
常に名前を変えてきました。
全世界で一億台売れたゲームボーイの後継機は
そのネームバリューに頼らず
NINTENDO DSという名前で発売されました。
一億台売れた、現行機の名前を使わないというのは
新しいものを作ったという強い自負がないと、できないことだと思います。
任天堂の家庭用ゲーム機は
ファミコン、スーパーファミコン、NINTENDO64、ゲームキューブ、Wii
ソニーは
プレイステーション プレイステーション2 プレイステーション3
PS2は一億五千万台売れたそうです。
あと、
このことをアップルに当てはめると
今後、アップルの業績が下降線をたどるのは
経験則上、決まっていることと言えるのかもしれません。
(創業の理念(スティーブ・ジョブズ)が失われた。アイパッドやアイフォーンにより大会社となった。)