ローカルマニフェスト推進連盟の勉強会「早稲田定例会」に初めて参加しました。
テーマは 「北川先生と語る コロナ禍とこれからの議会」
私にとって「政治の師匠」である北川正恭早稲田大学名誉教授のお話と参加者の皆さんとの意見交換は非常に有意義でした。
議会の中の問題として多かったのが、
●「最大会派」の意見が重用され少数派の意見が排除され、多様な意見が取り入れられていないこと。
●会派の中にいることで主体性がなくなってくること。
●そもそも議会で議論ができていないこと。
●首長など執行部の提案に追認するだけの議会になっていることが多いこと
などがあげられていました。
この問題はいつも取り上げられることです。
私が議員になる前に参加させていただいた「地域政党サミット」で初めて北川先生の「地方議会のあるべき姿」についてのお話を伺い、衝撃を受け、それ以降議員になってからも北川先生の講演会を何度も聴きに行きました。
北川先生のお話の中で必ず以下のことをおっしゃっています。
■議会は執行部と両輪となって、対等な立場で議論ができること。追認議会になってはいけない
■善政競争を行いながら切磋琢磨し、良い事例は徹底的に真似をすること(TTP)
そして、
■『北京で一羽の蝶々が羽ばたいたらニューヨークでハリケーンが起きる』その「北京の蝶」になること。
これは科学の世界でバタフライ・エフェクト(蝶の効果)と言う有名な例え話。
一羽の蝶のはばたきは、ごくわずかな力でしかないけれど、やがてそれは地球の反対側まで移動し、ハリケーンが起こる。
小さな力でもやがて大きな動きになり世の中を動かしていく。
議会のなかでたとえ「異分子」であっても、その「異分子」の力が大きければ、やがて周りを動かしていく。
別々に発生している「異分子」がつながり、そして大きくしながら、良い方向へと軌道修正ができるようになればと思います。
コロナ禍で議会の在り方も問題が多いと思っていましたが、どこも同じ悩みを抱え、それぞれに全国の議員の方の活動をお聞きし勇気をいただきました。
引き続き、がんばっていきたいと思います。