県立中央病院のコロナ禍における体制について | いしいともえ公式ブログ【衆議院・愛媛1区】

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元愛媛県議会議員・看護師・国民民主党新人いしいともえの想いや日々の活動をお届けしています。

本日、経済企業委員会が行われ、公営企業管理局県立病院課からの報告を受けて質疑が行われました。

現在の県立中央病院の現状については添付している資料を掲載しています。

私からの質問は以下の通り
①県立中央病院における新型コロナ対応の病床数は?

→非公表

②現在の医療のひっ迫状況は?

→現在は半分以下くらいになっている、昨年11月の6つのクラスターが発生した際、今年1月1,2週目の感染拡大時はピークになり県立中央病院は限界に近い状況だった

③入院病床確保のために、日本医師会では1月20日に受け入れ病床確保会議で発症10日後の感染力がなくなった患者については回復期、療養病床を民間病院へ受け入れていくよう提言があったが、県立中央病院は民間病院とどのように連携をとっているのか?

→高齢者の場合、回復期において高齢者施設へ療養先として受け入れてもらうよう調整をしている。

④新型コロナ病棟の医療スタッフは過度の緊張が続き疲弊している状況であるとよく聞くが県立中央病院は定期的にスタッフのローテーションは行われているのか?

→他県でも2か月ごとにシフトを変えているという話を聴くが特別なスキルを必要とするため、基本的には専任のスタッフで行っている。

⑤全自動PCR検査機器について、可能な検査数、導入からこれまでの検査件数、1日の平均検査数は?

→全自動PCR検査は、21種類のウィルスなどが検査できる。1回に4件の検体を同時に検査でき、1日20~30件検査が可能。導入からこれまで約200件の検査を実施。一日の平均検査数は状況による、調査していない。

⑥県立中央病院に勤務している医師が感染した際の検査数は?

→院内のスタッフ26名、外来患者18名、入院患者1名

⑦他県では医師が感染した場合、院内感染を早期に防止するため、医師全員、看護師、医療従事者、病棟患者、外来患者、地域住民など約800件近く検査をしているところもあった。県立中央病院は新型コロナ対応として地域の重要な基幹病院で院内感染は避けなければならない、病院内の検査範囲をもっと広く行うべきだったのでは?

→病院内の状況を検討し、判断して検査を実施した。

⑧県立中央病院の医師の感染が確認された際、外来患者からの感染の可能性があったということであったが、報道後、県立中央病院に受診した方が不安に感じていた方が多くいた。感染の発生した可能性のある日などの情報や何件検査を実施タカなど詳細な情報公開を積極的に行っていくべきだったのでは?

→情報公開に関しては可能性がある期間を特定しにくいため、病院内で検討し、可能性の高い患者に直接連絡をして検査を実施した。

そのほか、委員から

⑨コロナ病棟スタッフへのケアについては?

→定期的に臨床心理士への相談や、長時間労働がないようチェック、休養が取れるようにケアしている。

⑩感染症専門医の育成などは?

→現在、愛媛県内に感染症専門医が24名いる。3年以上感染症専門の研修などが必要、専門医の育成も課題として取り組む

⑪ワクチンについてはどのようになっているのか?

→愛媛県のワクチン接種班と連携し進めている。現在は国からの照会で接種に必要な職員は何人いるか、周辺の医療従事者も含めてできるかなど、調査中。
国から、愛媛県内の病院などに18台のフリーザー、基本型接種機関として17か所を予定しているとの知らせがあった。