全国から30名以上の地方議員が集まり、磐梯町のオンライン視察を実施。
私も愛媛県から参加させて頂きました。
以下視察の報告です。
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磐梯町のデジタル戦略のきっかけは、現在の町長と一般社団法人Publitech代表理事の菅原直敏氏との偶然の出会いから始まったという。(その後菅原氏が磐梯町最高デジタル責任者に就任)
人口減少が深刻化する中で、少ない人数でよりよいサービスを行っていくには
ICTを活用して暮らしやすい社会へと変革させること、すなわち、
デジタルトランスフォーメーション(DX)を進めていくこと。
そして、まずは観光や仕事などで町を訪れる人を増やし(関係人口の増加)そこから住んでみたいと思う人を増やす。(定住人口の増加)
磐梯町では人材共創拠点として3つの拠点を設置
■DX戦略室七ツ森事務所
■東京拠点渋谷QWSの活用
(クリエイティブ人材の確保)
■磐梯町
また、デジタル戦略室担当の職員は他の職種(他の部署も担当、また地域おこし協力隊、学生インターンなど)と兼任する複業人材として登用。
週に2日はテレワークを実践。
町民には各地にデジタル支援員を配置。こちらは子育てで退職した女性を登用したり地域のために働きたい方を積極的に人材育成していくとのこと。
デジタル戦略の一期目の重点的取り組みは
■保育所のICT活用
■AIスピーカー活用による高齢者支援
■オンライン町政報告会
■磐梯町渋谷官民共創拠点の活用
■行政視察のオンライン視察
■印鑑の原則全廃
この戦略はOODAループ方式(観察、情勢への適応、意思決定、行動により健全な意思決定を実現)で迅速に行なっていくという。
そして、この取り組みを全国でシェアしてもらい、認知度を高め自分たちの振り返りに繋げていきたいとする積極的な情報公開の姿勢が素晴らしいと感じた。
愛媛県も磐梯町の最高デジタル責任者の菅原氏が関わって今回デジタル戦略を進めている。
磐梯町のような取り組みができるのか、それはこれからではあるが、
住民主体のデジタル戦略となるように、今後も先進事例を学びながら生かしていけるようみていきたいと思う。