それはなぜかと言うと、今の愛媛県内のJR路線がすべて赤字であり、赤字の大きい路線の存続がかなり厳しい状況になる中で今後の鉄道のあり方を私達はもっと現実を見つめて考えていかなければならないと思ったからです。
JR四国も様々な経営努力をしてきたという説明がありました。
しかし、それでも赤字が減ってきておらず、その切り札として四国新幹線への期待や要望の動きが各四国4県の知事をはじめ政治経済分野のそれぞれで再び活発化し、
香川県や高知県の県議会議員の方とも話をし、これからの四国の鉄道が大きな転換期を迎えていると感じたからであります。
今までの経緯や今の現状を把握して今後のあり方を冷静に考えていく必要があると思っています。
JR四国は北海道、九州とともに経営安定基金資産の運用で赤字を補填してきましたが、2031年には基金の積み増し措置(無利子貸付方式)の期限が終了し、今後の経営はさらに厳しい状況が予想されます。
では新たな事業展開をどうするのか?
「四国新幹線」への期待も再び高まっているところで、コスト面や環境面で心配の声も同様に挙がってきていますが、私としては安易に「新幹線は必要ない」と結論づけることはできないと思ってます。
東海道新幹線のようにもともと都会では車を持っていない、電車通勤が当たり前の地区での新幹線利用と北海道や四国のようにほとんどが車での移動が多く飛行機や船での移動もある地域とは新幹線の需要は違っています。
しかし今の赤字路線を抱える愛媛県の鉄道を守るためには新たな事業で収益を上げ、赤字路線を守るという方法で行っていかなければ生き残りは難しいのではないかと考えます。
愛媛県のこれからの鉄道のあるべき姿は今後も様々な視点で考えていく必要があり
これからもさらに調査していきたいと思います。