映画「けいおん!」が12月3日(土)に全国公開されるのに合わせて、再びOTAKUフジ取材班(…といってもオイラだけ)は、「とよさとアニメフェスタ2011」が開催された滋賀県豊郷町の豊郷小学校旧校舎群を訪ねました。あのアニメの舞台にもなった講堂でアニソンライブが行われると聞いて、オイラの血が騒がないわけがありません。さらに、最後にはラジオ関西の公開録音も行われると聞いて、オイラも動きだしました
3カ月ぶりに訪れた旧校舎は、相変わらずのたたずまい。周辺はコンビニやファストフード店などもなく、何もない小さな町の一角にあります。オイラも片道3時間かけて行きましたが、「行ってやろう」という気にならないとなかなか動ける場所ではありません。それが、現地に訪れると2日間で1000人近くも集めたというから、本当に素晴らしいの一言です。町の人や活動を支えるサポーターたちが、一緒になって盛り上げたいという意欲が伝わってきて、アニメを通じた町おこしのモデルとなりそうな予感がしてきました
もともと、さまざまなまちおこしの現場を取材してきましたが、最も大切なことは「まちを盛り上げたい」という純粋な気持ちを貫き通しているところは、勢いというものを感じます。逆に少しでも計算高さが混じってしまうと、一気にしぼんでいくというのも何度も目撃しました。純粋な気持ちを持って、自分の身の丈に合ったことをやっていく…言葉で表現するのは簡単ですが、実際に実行するとかなり厳しいことです。オイラもいつもその壁にぶち当たっているのですからよくわかります。しかし、誰かがやらないとすたれていく一方なのも事実です。豊郷町の頑張りは、自分のことのように応援したくなるゆえんです(602)