こんばんわ。
ちょうど2年前の今日、3月11日14時46分。いまだかつてないほどの未曾有の大災害、東日本大震災が起きました。
ついこの間の出来事のように感じますが、既に2年の時が過ぎたんですね・・・
大変厳しい、難しい事ではありますが、復興に向けた動きは遅々として進んでおらず、いまだに放射能や瓦礫が、その行く手を阻んだままです。
「今は海に近づけないです。以前は浜辺で花火をしたりできたのに・・・」
「失ってしまったものがあまりにも多いので・・・時間が欲しいです。新しい思い出を作りたい・・・」
「街は復興するかもしれない。でも、人の命は復興しないんです・・・」
昨日、被災された方がインタビューに答えた言葉です。
残された方々の心の中には、例えようもない憤りや傷や悲しみが溢れています。
そして、ある方はこうもおっしゃっていました。
「全国の皆さんが折に触れて気にしてくださるのは嬉しいです。でも、3月11日だけじゃないんです。2年前のあの日から、わたしたちは毎日、震災の傷跡と向き合って現実を突きつけられているんです・・・」
この言葉を聞いた時、僕は震災の記事を書くのを止めようかと思いました。都合のいい時だけ話題にしている・・・僕自身をそんな風に思えたから。
でも。
やっぱり忘れちゃいけないんですよね。日常の中で、時に遠い事に思えてしまうのは事実です。自らが被災した訳ではないし、瓦礫を目の前に生活している訳でもない。
被災された方々の気持ちになる、なんて、とてもおこがましくて口にできない。
それでも。やはり折に触れて書いていきたい。書いていかなきゃならない。
とても自分勝手な考えだけれど、それしか僕にはできる事がない。
せめて、この曲を。
2年前のこの日。災害に遭われた全ての方々へ。
「やさしい気持ちで」 Superfly
顔も知らない 名前さえも
知らない人がわたしを待っている
どこか遠くで 隣の駅で
生まれたての青空の下で
信じあうことを恐れて
少しずつ臆病になってたうつむいたまま
あなたがいて わたしになる
幸せにはきっと ひとりきりじゃたどり着けない
愛する人を抱きしめたいわたしから
輝いて生きていこう
もう一度やさしい気持ちで
すれ違うのは 悲しいけれど
いつでも人を好きでいたいんだ
手でさわれない 心はいつも
人と人が育てあうものさ
朝焼けが小さな花を
包むように温め合おう大きな愛で
あなたがいて わたしになる
幸せとはきっと ひとりきりじゃつかめないもの
愛する人を抱きしめようわたしから
輝きを送りたい
空のように大きな心で
街中がやさしい気持ちで
今日の日を
やさしい気持ちで