風邪でくたばっていた僕に、あったかい差し入れをいただきました。


あったかホワイトスープだそうです!niikaさん、ありがとうございます!

そういえば、土日はおかゆ・無し・スープ・無し・スープ・おかゆだったっけ・・・(笑)
今日は都内で定例会議でした。いつものとおり大っ嫌いなスーツを着てしぶしぶ行ってきました。終了後忘年会がある、というコトだったんですが、予定があると言って真っ直ぐ帰ってきました。
ホントはね。今日赤坂グラフィティで、はるのまいさんと黒瀬マナミさん、さらにかなりお久しぶりなんですが深津ジュリさんの3人が一堂に会するっという、贅沢なライヴがあるんです!いつもの僕なら絶対行ってる!

でもね。今日はバカ息子の誕生日なんです。来春には就職しておそらく家を出て一人暮らしを始めるでしょうから、まあ、とりあえずは「保護者」としての最後の誕生日なのでね。
カミさんからも「今日くらいは引っ掛かってないで帰っておいでよ!」っとクギを刺されましてね。(笑)
これを強行突破したら、病み上がりの僕なんか、あっという間に・・・

おお、怖っ!

っというワケで、おとなしく帰ってきたワケです。

呑んでやる・・・



閑話休題。
風邪を引いて寝ていたおかげで、テレビで貴重な、劇的な、感動的なエピソードを知るコトができました。
日本女子ソフトボール。
4年前の北京オリンピックで、エース・上野由岐子投手を擁して、王者・アメリカを破って堂々金メダルを獲得したのは、皆さんの記憶にもまだ新しいのではないでしょうか。その後、残念ながらオリンピックの正式種目から外されてしまい、徐々に注目を受けるコトも少なくなり、最近は僕もその近況を耳にするコトはありませんでした。
チームを牽引した上野選手は、ソフトボールがオリンピック競技から外されてしまったコトについて「ソフトボールにとって五輪は最高の舞台。子供たちの夢が断ち切られ残念」と語り、また自らの目標を失って、一時期苦悩の日々を過ごします。
そんな上野選手を奮い立たせ、支えたのが監督の宇津木さんでした。自らも過去、中国から帰化したばかりの時に、中国から承認を得られず、日本代表としてプレイできなかった時期があったのだそうです。
そんな宇津木さんの姿勢に、上野選手もまた奮い立ち、「監督を世界選手権で胴上げしたい」と決意します。
世の中がロンドンオリンピック一色に染まっていた今年7月。第13回世界女子ソフトボール選手権大会が開催され、日本は予選7戦を全勝で通過し、決勝戦で再びアメリカと相対することになります。
上野選手はこの決勝で4連投。北京の時は3連投でしたから、それを上回る過酷な状況の中、試合は息詰まる投手戦になりました。
7回まででは決着が着かず延長戦に突入します。9回表に日本が勝ち越し、9回裏アメリカの攻撃も2アウト3塁。あと一人、というところまで追い詰めましたが、さすがは女王・アメリカです。しぶとく追いつき1-1の同点に。
10回。それでも日本は執念のスクイズで1点をもぎとります。しかし、当然の事ですが上野選手の体力はもはや限界を超えていました。それでも、その裏の攻撃を上野選手渾身の激投で0に抑え、アメリカの8連覇を阻止し、なんと42年ぶりの世界一に輝きました。

正直、涙が溢れそうでした。
上野選手だけではありません。全ての選手の、あの輝くばかりの笑顔と歓喜の渦!大きな目標を絶たれてしまってそれでもなお、彼女達は諦めることなく、見事に世界の頂点に再び立って見せてくれました。
正式種目から外れてしまったというだけで、リーグ戦を観戦する人は激減したそうです。4年前「上野~!!」なんて叫んでいた僕も、情けないですがそんな中の一人に過ぎません。
でも、彼女達はそんな変わり身の早い周囲のコトなどものともせず、必死に努力を積み上げて、報道に乗ろうが乗るまいが一切関係なく、堂々と結果を出したんです。
彼女達は今も、ソフトボールがオリンピックの正式種目に復活する為の運動を続けているそうです。
どうか彼女達の想いが、届きますように。
この番組を見ている時に思い浮かんだ曲です。
チープトリックのボーカル、ロビン・ザンダーが歌った壮大なバラードです。
シルヴェスター・スタローン主演の映画「オーバー・ザ・トップ」のサウンドトラックとして、また一時期、F-1のエンディングテーマでも流れていましたね。
よろしければ。
「in this country」 Robin Zander
♪僕らはこの国で生きている 何度でもチャレンジできるんだ 何をするべきかわかっている さぁ、もう一度夢を信じよう♪
そう。もう一度。
彼女達の最高の笑顔を。
オリンピック決勝の場で。
今宵はこんなところで。
でわでわ。

