ピグ部屋にまたも差し入れをいただいちゃいました!


これは・・・初めて見ます。なんでしょう?マーブルチョコ?どなたかご存知の方がおられたら教えてくださ~い。どなたかわかりませんが、ありがとうございます!

今日はかなり久々になりますが、本のご紹介を。この本、実は読み始める時はさして期待していなかったんですが、いざ読み始めたらあっという間に嵌っちゃいましてねー。

有川浩さんの「三匹のおっさん」という本です。思わず「ひろし」っと読んでしまいそうですが、実際は「ひろ」さん。もちろん女性です。有川さんっと聞いて「ピン!」
っときた方は、ジャニーズファンか、ドラマがかなりお好きな方ですね。昨年、嵐の二宮クン主演でドラマ化された「フリーター、家を買う」を書かれた新進気鋭の作家さんです。このドラマには他にも香里奈さんや竹中直人さん、浅野温子さん、坂口良子さんと言った豪華な俳優陣が名を連ねていましたね。
また映画では「阪急電車」という作品がありましたが、あれも有川さんの手による作品です。
この「三匹のおっさん」は、還暦を迎えた元悪ガキ3人組がふとしたきっかけで自警団を結成して、町の中で起こる様々な事件を解決していく、という筋書きなんですが、この解決していく過程の中での様々な心の動きや葛藤、人情や裏切り、哀しみや優しさという、心の描写を見事に描いているんです。
さらに、現代の「家庭・家族」が抱えている深い闇・・・絆の欠如や、教育の難しさ、思いやりや言葉の大切さといったモノを、見事に捉えて表現されています。
しかもこれは、なにも還暦を迎えた「おっさん」達だけの物語ではありません。3人の中のリーダー的存在の「キヨ」の孫や、参謀役の「ノリ」の娘といった、若い世代をも巻き込んで、その世代の子達の意識を少しずつ変えて行く、というサイドストーリーも見逃せません。
そしてこれがまたこの作品の素晴らしい点なんですが、・・・おっと。言い過ぎちゃあつまらなくなっちゃいますね。あぶないあぶない。(;^_^A
でも、掛け値なしに、久しぶりに「次のページを繰るのがなんとも楽しみ」な本に出逢えました。電車の中では時々辛い想いもしました。つい声に出して笑ってしまいそうになったり、目の前が滲んで危なく落涙するのを堪えたり。
昨年惜しくも亡くなられてしまいましたが、あの熱心な読書家としても知られる、名俳優の児玉清さんが絶賛しておられるほどのこの「三匹のおっさん」。
秋の夜長、この本は重宝すると思いますよ!今年一番のおススメかな。あ、今年刊行された本じゃありませんけどね。(笑)
三匹のおっさん (文春文庫)/有川 浩

¥730
Amazon.co.jp
さて。残すところあと6回になった「かけら」。
そろそろラストスパートです。今宵は洋楽。ご存知ない曲が殆どかもしれませんが、僕にとってはまさしく大切な大切な「かけら」。
騙されたと思って聴いていただけたら。
おススメです。

よろしかったら。
「Sweet Cherie」 Moving Pictures
「One Last Kiss」 J.Geils Band
「Little Jeannie」 Elton John
「Baby Come Back」 Player
今宵はこんなところで。
寒くなりましたね。どうかご自愛くださいね。
でわでわ。

