今日は朝から省吾さんが聴きたくてウズウズしてたんです。

気がつけば、前回省吾さんのアルバム紹介をしたのが、なんと9月!もう3ヶ月も空いちゃいましたね。

僕の大大大好きな「Home Bound」でしたから、今度は7枚目「愛の世代の前に」になります。
このアルバムは1981年、省吾さん初の武道館公演が決まって、急遽制作するコトになったんだそうです。省吾さんもその製作期間の短さから、最初は難色を示したといいますが、このデキを見たらそんな感じは全くありませんね。それだけ高い完成度を持ったアルバムになりました。
当時はオリコン12位止まりでしたが、11年後の1992年に、ドラマ「愛という名のもとに」に主題歌として使われた「悲しみは雪のように」が空前の大ヒット!それに引っ張られるようにチャートを駆け上がり、なんとオリコン2位に輝きました。
収録曲はそれこそキラ星の如く名曲揃いです。言ってみればベストアルバムのような感さえある名作なので、正直選曲にはホントに悩みました。
なので、以前記事で取り上げている曲は、泣く泣く外すコトにしました。

そうしないと、全曲かけなきゃいけなくなっちゃう・・・(;^_^A
さて、行きますよ!用意はいいですか?
よかったー、代々木のライヴレポの時にこの曲かけないで。(笑)
やっぱりこのアルバムはこの曲がないと始まりません!
どうぞ!
「愛の世代の前に」です。この曲には、女性のバッキングボーカルが入らないバージョンもありますが、僕は個人的にはこのアルバムバージョンの方が好きです。このアレンジの方が刹那感がスゴイというか、アレンジがダイナミックなんですよね。

殴られるような迫力で始まるギターの音も圧巻だし、省吾さんの搾り出すような歌も迫力満点!効果的に入る鍵盤の硬い音もカッコいいですし、何より1:55あたりに入る一瞬のブレイクの後のバッキングボーカルの美しさと分厚さと言ったらもう・・・鳥肌立ちまくりです!

さてさて。お次はどうしましょうか。
あ、今回は「悲しみは雪のように」「ラストショー」「防波堤の上」はかかりません。前に書いちゃっているので。「えーっ!なんでー!?」っとおっしゃる方にはゴメンナサイ。m(_ _ )m
では、バラードでいきましょうか。この詞は・・・辛すぎます。
どうぞ。
「愛という名のもとに」
ごらん街の灯りが消えていくよ
もうすぐ始発が走り出す
さよならだね
君の肩を抱くこともできないまま
ドアの前にふたつのスーツケース
鍵は机の上
眠れぬ夜は 電話しておくれ
一人で朝を待たずに
真夜中のドライヴ・イン 昔のように
急いで迎えに行くよ
いつの間にか二人
ベッドの中時計の音だけ
聞いてたね互いに欠けてる
夢の色を別の何かに置き換えて
今は二人別れて暮らすほかに
答えは無いけど
眠れぬ夜は電話しておくれ
二人もう一度探そう
恋人たちが胸をときめかせ
寄り添い迎える朝を
眠れぬ夜は電話しておくれ
二人もう一度探そう
愛という名のもとになくした
無邪気な君の笑顔を
無邪気な僕の笑顔も
・・・過ぎてしまった時は、もう戻らないんですよね。どんなに願ったとしても。
以前から何回かお話ししていますが、僕は省吾さんのセルフカバーはあまり得意ではないんです。やっぱり曲を書いた時のアレンジが、一番その世界に近い形で表されていると思うから。これも焼き直しではなく、オリジナルバージョンです。
それにしても、僕は今でも思うんですが、同名のこの曲があるのにどうしてドラマの主題歌に使わなかったんでしょう?まあ、「悲しみは~」が大ヒットしたワケですから、結果としては大成功だったんですけどね。
次にいきましょう!
今度は軽快なリズムが心地良いこのナンバーで!
どうぞ!
「モダンガール」です。この曲をライヴでやった時の省吾さんの「いっち・にい・さん・し」っという感じの行進ポーズが面白かった!みんなその場で真似してましたからねー。(笑)
イントロから最後まで、鍵盤がとってもいいですよね!フレーズも音色も僕の大好物です。寛二さんのコーラスアレンジもなかなかのものです。そして、曲調は明るいんですが、歌詞は寂しい一人の女性にスポットを当てているんですよね。どことなく「4年目の秋」に通ずる印象を受けます。
さて。そろそろ最後の曲を。
時期が時期なので、「センチメンタルクリスマス」もアリかな、とも思ったんですが、それは本番にとっておきましょう。
最後も切ないバラードで。
「陽のあたる場所」です。この曲は「ラストショー」よりも前に先行シングルのような形でリリースされています。B面(今ではC/Wと言うんですよねww)が「あばずれセブンティーン」でした。
♪愛だけ 愛だけみつめ♪のフレーズが切なすぎます。コーラスもそれを包むように優しく響いて。省吾さんの作るバラードは、どうしてこうも苦しくなるような、切ない切ないモノばかりなんでしょう。
ホントに素晴らしいメロディメーカーであり、詩人です。
しかし、最初から3曲外しているにもかかわらず、この充実度ですからね。恐ろしいアルバムです。(笑)
新しい週が始まりましたね。
頑張っていきましょうね!
でわでわ。

Born in 1952 - 愛の世代の前に/浜田省吾

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