植村花菜 Acoustic Live Tour 2011 あなたの街におジャマします IN麻生市民館ホール
昨日、行ってきました!
ここで一つ皆さんにお話があります。4月の花菜さんの渋谷CCレモンホールでご一緒させていただいた、花菜さん繋がりの「渋谷CC五人衆」(スミマセン!勝手に命名しちゃいました!笑)のうち、mさん、PさんとGさんは既に参戦を終えておられて、皆さんがそれぞれのブログで語っておられますが、今回のライヴ。
素晴らしいです。とにかく、その一言。皆さんも同じように絶賛されていました。なので、昨日もちょっと触れましたが、花菜さんが好き、あるいは気になっているという方で、まだ参加をされていない方。もちろん無理強いなんてするつもりはありませんが、検討されてみてはいかがでしょうか?
ひょっとすると、後々後悔するコトになるかもしれませんよ。それくらい、感動のライヴでした。
何度も言いますが、無理強いはしません!(笑)←充分してる?

会場は、小田急線の新百合ヶ丘という駅から徒歩2分ほどのところにあります。
僕の住むところから、直線距離にしたら相当近いんですが、電車だと多摩丘陵をぐるっと迂回する感じでしか行けないんです。結局40分ほどかかりましたが、それでも今までのどのライヴ会場よりも近いので、移動はとても楽でした。
あの渋谷のような人いきれもありませんから、すこぶる快調です!

ただ、天候が今一つで、空にはどんよりと重たい雲が広がっていて、いつ降りだしてもおかしくないような空模様です。ここは一つ、台風をどけた、伝説の晴れ女である花菜さんの神通力に頑張ってもらいましょう!(笑)
15:30に会場正面で、今日ご一緒させていただくyさんと待ち合わせましたが、この新百合ヶ丘駅近辺は禁煙強化エリアのようで、煙草が吸えるところは、駅前のほんの小さな一角しかありません。

うーん、こりゃあ、覚悟しなきゃいかんな・・・などと考えているうちに、yさんと無事お会いする事ができました。
開場時間まではまだ間があるので、駅前のマックでコーヒーでも飲みましょう、と言う事になって向ったんですが、さすが禁煙強化ゾーン!どこもかしこも「禁煙!」のオンパレード!

仕方ないので駅のコンビニでコーヒーを買って、開場までの間yさんとあれこれお話ししながら、唯一の喫煙所で過ごしました。なんか侘しい。(笑)
開場時間が近づき、いよいよ会場へ!


麻生市民館ホールの正面ですね。その名の通り、市民の憩いの場というようなアットホームな雰囲気の建物です。

な、なんと・・・ソールドアウトしてなかったんですね・・・

でも、当日券を求める方が20人ほど列を作っておられたので、ホッと一安心です。
入場の列に並ぶと、ほどなく会場となりまして、中へ。

恒例のお花が届いていましたよ。
ロビーはかなり狭い感じなので、入場する人、CDを買う人、ツアーグッズを買う人でごったがえし始めました。特にツアーグッズ売り場には2人しかスタッフさんがいないので、結構早めに入ったにもかかわらず、なかなか人が捌けません。
では、ツアーグッズのご紹介を。
ここで「ネタバレ注意報」を発令します!(笑)
グッズも見たくない!っと言う方はスルーしてくださいね。僕が今回購入したのはこの3点です。

リクシルとのコラボで作られたリストバンドです。色は白とブラウン。一つ300円ですから、お土産にもいいですよね。僕は息子とカミさんにゴキゲン伺いで、3つ買いました。(笑)
ちなみに、この300円全額が東日本大震災の被災地に義援金として寄付されます。

続いてはストラップですね。おなじみギターを抱えたうさちゃんがくっついてます。裏にひらがなで「かな」って入ってます。これがなかったら、花菜さんのグッズだってわからない・・・(笑)

最後はピンバッジですね。これは渋谷CCでも売ってましたが、あの時は買わなかったので今回は購入。
他には手ぬぐいやTシャツなどもありましたよ。Tシャツは紺地に花があしらってあって、どう見てもムサいオヤジには不向きだったので、購入しませんでした。(笑)
今回、グッズもしくはCDを購入すると「握手券」がついてきます。ライヴ終了後に花菜さんと握手できますから、これから参加される方は是非購入されるコトをおススメします!
さて、いよいよ開演10分前、中に入ります。

会場内部です。って暗っ!(笑)
携帯なので、ステージまでは写りませんね。ひょっとしたらyさんがきちんと撮られているかもしれませんので、そちらをご覧になってください。
僕の席は「さ列33番」です。まあ11列目のちょいと右寄りといった辺りですが、ステージと客席が近いので、僕のところからでも結構近くてラッキー!

yさんは僕より3列前のセンター寄りでしたので、よりステージに近くていい席のようでしたよ。
客層は・・・かなり幅広かったですね。小さなお子さん連れから年配のご夫婦、若いカップル、女性同士のグループといった感じで、花菜さんがライヴ中に「今日初めて参加された方?」っと聞いたところ、ざっと7割位は初参加の方でした。

1階席だけで、キャパは1000人入るかどうか、という感じでしたが、残念ながら後ろの方に空席が目立ちましたね。(ノ_・。)
開演時間を5分ほど押して、時間をかけて少しずつ客電が落ちていきます。バックには水のせせらぎの音が静かに流れていました。静かなアコースティックライヴの幕開けにはなかなかいい感じです。
さあ、ここで!
「ネタバレ警報」発令です!
完全にセットリストを再現しながらのレポートになります!くれぐれも「見たくない!」っという方はスルーしてください!
ステージ下手から、パーカッションのユウキ君と、ギターのラーさんが入場してきます。ここで控えめな拍手が。
そして、少し遅れて花菜さんが現れます。ここで拍手の音が一際高くなります。
ステージ向って右にユウキ君、左にラーさん。そしてセンターに今回は座って花菜さんがスタンバイ。
二人を順番に見てから、静かに上を向き、目を閉じる花菜さん。ひとつ大きく息をついて花菜さんが弾いたギターの音。
この音を聴いた瞬間。静かに背中に電流が走りました。たちまち目頭が熱くなります。この花菜さんが爪弾いたギターの一音だけで、僕は今日この場に立ち会えたコトに心から感謝しました。
1.猪名川
確かに僕が「猪名川」を好きだ、という思い入れもあると思います。でも、あの短いイントロの一音は、あまりにも鋭く、深く僕の胸を衝きました。ライヴのオープニングで涙腺が決壊しそうになったのは、初めてかもしれません。その位、この「猪名川」は僕にとっては素晴らしかったです。
花菜さんの声も申し分のない伸び。そして、♪川面を染めてた あの日の夕焼けはどうして あんなにきれいだったの? 泣きたくなってしまうの 思い出すたび♪のところでは、照明による夕焼けの演出。これがたとえようもなく綺麗で、またしても涙腺が・・・(笑)
これはとてつもないライヴになるぞ、という予感がしました。
2.あなたの街におジャマします
今ツアーのテーマ曲です。短いですが、花菜さんのシークレット曲「ヘイホー」や「腹ペコブギ」系の楽しい演奏です。花菜さんの笑顔が早くも弾けてましたねー。

そしてここからの3曲は続けて演奏されました。
3.紙ヒコーキ
5枚目のシングル。ライヴでは定番ですが、春のライヴでは演奏されませんでしたね。
4.BRESS
9枚目のシングル。僕はライヴで聴いたのは初めてだったので、新鮮でしたね。
5.ミルクティー
2枚目のシングル。ご存知、花菜さんの代表曲といっても過言ではないこの曲。あの衝撃的なイントロが花菜さんのギターから炸裂します!いやー、カッコいい!

ラーさんとユウキくんのバックのサポートで、バンドサウンドと全く遜色のない完成度で、これまた電流が走りっぱなしでした。
ただ、センターで二人だけスタンディングしたカップルがいました。ある意味、今回のライヴではスタンディングは全く必要ないと思います。そんなコトをしなくても充分楽しめる構成ですから、むしろ彼らが浮いてしまった感じで・・・

初めての方々が7割もいますから、ちょっとこれはどうかな?と僕は思いました。彼らはセンターでしたから、あれじゃあ後ろの数十人は見えませんね。ちなみに彼らはこの後も数回スタンディングを続けていましたが、最後までその2人だけでしたね。(苦笑)
そういえば、どの曲でだったか覚えていませんが、ユウキ君のシンバルのストッパーが吹っ飛んで、ユウキ君大慌てで締め直してましたね。ちょっと力が入り過ぎちゃったのかな?(笑)
と、ここで花菜さんのMCが。メンバー紹介をして程なく、一旦ユウキくんが下がります。
そして、いつもの話。
「昨年出したMy Favorite Thingsというアルバムでは、色々な方に手伝っていただいて。その中でDEPAPEPEとコラボした曲があるんですが、ライヴ毎に彼らを引っ張りまわすワケにもいかないので、ギターのラーちゃんと私で、バンドを結成しました。カナ(花菜)とラーで、カナラペです!」
・・・普段はここでそこそこ受けるんですが、そこはやはり初参戦7割。ウケていたのは僕らだけでしたね。(笑)
6.光と影
オリジナルは疾走感漂う素晴らしいバンドサウンドですが、カナラペによるこの演奏も負けずに素晴らしい!横浜で最初に見たときは、花菜さんのギターがたどたどしい印象を受けましたが、今回は堂々たるものでした。凄く上手くなってると思います。
ラーさんもいいですねー。今や花菜さんのライヴにはなくてはならないメンバーですね!
7.マスカラ
アルバム「わたしのかけらたち」からのバラード。このアルバムを聴かれて参加された方も多かったのでは?ここでは花菜さんはギターを持たず、ラーさんの演奏だけでセンターに座り、どっしりと歌ってくれました。
所沢では素晴らしい声の伸びだったそうですが、この日の花菜さんは時々高音部で苦しそうにしているように見えました。そういえば、このところ、大阪ー所沢ー川崎と毎日ライヴ続きでしたから、疲れがあっても不思議じゃありませんよね。
それでも、とても情感を込めた、絶唱とも言えるような花菜さんの歌には、感動しました!またまた涙腺が・・・この曲、詞が切なすぎますよー。反則です。(泣笑)
さて、ここでステージ上になにやら動きが・・・ん?上手からなんか黒いデカいものが運ばれてくる?
エレピ?
そうです。エレピが突如登場。センターの花菜さんのところに置かれます。
「普段は曲を作る時にたまに使うんですが、今日はこれで弾き語ってみようと思います」
・・・と言いたかったんでしょうね。それが・・・
「普段はピアノを作る時に~」っと言ってしまった花菜さん!会場大爆笑!この日一番の笑いだったんじゃないかな。ご本人もやたら照れてましたが、そこが凄く可愛かったですよー!

そして、花菜さんの弾き語りによる歌が静かにはじまりました。
8.Only You
僕はアコギの弾き語りでしかこの曲を聴いたコトがありませんでしたが、これもまた良かった!この曲はピアノにも良く合います。とても柔らかな、ゆったりとしたバラードを聴かせてくれました。
そして、メンバー二人が加わってのこの曲!懐かしいー!
9.トゲと花
花菜さんがメジャーデビュー前にインディーズで出した、「花菜」というシングルに収められていた曲です。その後、「やさしさに包まれたなら」のC/Wにも再録されましたね。
この時の花菜さんやラーさん、ユウキ君の楽しそうなコト!そんな雰囲気が伝わってきて、僕もとっても嬉しかった!ピアノ演奏もなかなかいいじゃないですか!これからもやってね、花菜さん!

ここで、エレピはお役御免。花菜さんのMCの間に撤去されていきました。
話は松岡修造さんのテレビ番組「修造学園」(だったかな?)に参加した時の話に。そこで花菜さんが作ったという、初公開の新曲がここで。
10.チムグクル
家族のあり方、形を素朴に描いた曲でした。落ち着いた雰囲気を持った温かいバラードでしたよ。
さあ、ここからが佳境に差し掛かります!バンドサウンドならかなり盛り上るのでしょうが、会場内の雰囲気は落ち着いて味わいたい、というある種大人な雰囲気。
僕も全く同じ考え方だったので、スタンディングなんか全く頭にありませんでした。今考えるとだからこそ、いつも以上に集中してこの2曲を聴くコトができた気がします。
11.伝えたいこと
くうーっ!このシンプルな歌詞には、いつもいつも目頭を熱くさせられっぱなしです!(>_<)
難しい単語を並べるばかりの難解な歌詞が増える昨今、こういう気持ちをストレートに伝えてくれる花菜さんの歌は、本当に素晴らしい!そしてそこに乗ってくるポップでキャッチーなメロディ!
たまりません!о(ж>▽<)y ☆
12.きみとぼく
そして、休む間もなく始まったこの曲!もう限界・・・泣く。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
やっぱり、この曲でしょう!シングルにするなら!これだけの素晴らしいメロディとひたすら前を向く歌詞に、疾走感が加わったら、勝負でしょう?この花菜さんを全国の皆さんに見て、聴いて、感じて欲しい。これが・・・
僕の大好きな植村花菜だっ!!!
ここではユウキくんのパーカッションが冴えてましたよ!サウンドがビシッと締まってカッコよかった!
そしてやっぱり、この流れではこの曲しかないでしょ!
観客全員に声を出させた後に、花菜さんが叫ぶ!
「キセキ!!!」
13.キセキ
・・・もうね。感動でね。言葉にならないんです。何を言っても陳腐に聞こえてしまいそうで・・・ただ、一言だけ。この流れは絶対皆さんに味わって欲しい。
最高です。

そうだ!「キセキ」のアウトロでのラーさんのソロは、凄かった!今までのラーさんの中で僕にはベストパフォーマンスに聴こえました。魂がこもってましたよ!

そして、余韻を残しつつ、本編ラストの曲に。
花菜さんは東日本大震災の事に触れ、自分自身が被災した阪神淡路大震災の事を思い、他人事ではないと感じている事、ライヴの中止も考えた事、それでも自分が辛い時いつも歌に助けられた事を話されました。
そして「大切な誰かを思い浮かべて聴いて欲しい」と語った後、静かにギターを爪弾き始めました。
14.トイレの神様
いつも通り花菜さんは泣かずに歌いきってくれました。でも、曲の前に話していた時、いつもより声がかすれ、感極まったような話し方になった場面がありました。きっと花菜さんはあそこで泣いていた、と僕は思います。グッと高ぶる気持ちを飲み込み、話を続けた花菜さんが、印象的でした。
観衆に手を振って、ラーさん、ユウキ君と共に舞台下手に下がっていく花菜さん。
初めての方が多いにも関わらず、アンコールの手拍子が凄く合ってる!今日のライヴがいかに皆さんの心に響いたかがわかるような、そんな連帯感を感じる手拍子でした。
そして、恒例のツアーTシャツに着替えて、花菜さん一人だけがステージへ。渋谷CCでも「猪名川」はソロでしたから、気にならなかったんですが、ここで思わぬサプライズが!
スタンドマイクを遠ざけて、なんとステージのギリギリ一番前まで出てきた花菜さん。
「生で歌ってもいい?」
この日一番の歓声と拍手が花菜さんを温かく包みます。
そして彼女が選んだ曲は・・・
encore
My Favorite Songs
以前、花菜さんが川西の駅前でストリートをやっていた頃の一枚の写真が、今ステージの前で歌ってくれている花菜さんとオーバーラップしてしまって・・・我慢に我慢を重ねて落涙だけは防いできた僕も、もう抑えることはできませんでした。きっと子供みたいにボロボロ泣いていたと・・・
気がつくと、僕のななめ前に座っていたご夫婦の奥様も、しきりにハンカチで目を抑えておられて・・・
1000人規模の会場で、あれだけの通る生声で歌えるアーチストが、今果たして何人いるだろう?
「猪名川」も「ミルクティー」も「Only You」「きみとぼく」「キセキ」・・・さんざん感動させられっぱなしだった今日、最後の最後に凄いものを聴いてしまった。
僕はきっとこの先、どんな事があっても、今日の花菜さんの「MY Favorite Songs」を絶対に忘れない。
そう心に刻み込みました。
終演後、ロビーで握手会がありました。いつもながら何も考えていない僕です。(笑)
「何か話さなきゃ・・・」っと考えているうちに僕の前のyさんの番が。
「生歌の「MY Favorite Songs」凄くよかったよ!」と言うような内容をしっかり話されていて、係の方に促されて一歩yさんが離れようとした時、花菜さんがグッとyさんの手を握りなおして、目を見て「ニコッ」とされていたのを見て、「う、羨ましい!」って思っちゃいました。(笑)
おずおずと右手を差し出すと、両手で優しく握手してくださる花菜さん。渋谷CCでは、「あ、あの、どうも」なんてワケのわからないコトを言って終わってしまったので、せめて今回は・・
「僕も(生歌のMY Favorite Songsを聴いて)泣いちゃいました」っと言うのが精一杯。せめてカッコの中言えっつーの!(笑)
そしたら、花菜さんが僕の目を見て、「ホンマ?嬉しい!」って!!!

もう、一生ついて行きます!(爆)
時間が早い事もあって、yさんと食事をさせていただきながら、ビールで乾杯!こんなに素晴らしいライヴだったので、話に花が咲いて、食べ終わった後、先ほどの喫煙所に行って、そこでも色々な話をさせていただきました。
時間が経つのは早いもので、あっと言う間に10時を回り、又ライヴで再会させていただく約束をさせていただいて、お別れしました。
yさん!本当に最高のライヴを一緒に観るコトができて、嬉しかったです!楽しい時間をありがとうございました!(^_^)v
まーたまた長文グダグダレポートになっちゃいましたね。

いつもごめんなさい。ここまでもし読んでくださった方がおられたら、心からお礼を言わせてください。
ありがとうございました!m(_ _ )m
しつこいようですが・・・絶対参加した方がいいですよ。(笑)
あ、一つ質問です。グッズ購入及びモバイル会員限定でDLできる待受画面ありますよね?あれ、どうやってもスゴイちっちゃな画像しかDLできないんですけど、なにかやり方があるんでしょうか?渋谷CCの時はちゃんとできたのに・・・

では、素敵な日曜日の夜を。

