どんな日曜日をお過ごしでしょうか?今日あまり天気が良くなかったですもんね。家でまったり?
僕は家でゴロゴロ。ま、洗濯とか風呂掃除とかはしましたが、昼にパスタ食べて、昼寝してましたー。今日お仕事の方スミマセン。
暖かいので、どのみち外に出ると花粉の餌食にされますしね。
そうそう。ピグ部屋にコーヒーの差し入れをいただきました。

いつもありがとうございます!飲むところを撮りたいんですが、難しい。タイミングがよくわからないんだよなー。シャッター押すと、たいがい飲み終わってる。(笑)
なんかコツでもあるんでしょうか?
閑話休題。
東日本大震災の事もあるでしょう。福島第一原発の影響もあるでしょう。
今、日本から外国人の姿がドンドン消えています。ようするに「危険である」というコトなんでしょうね。家族から、本国から、その類の情報が流されて、帰国を促されているようです。
まあ、仕方がないでしょうね。誰だって命は惜しい。まして彼らにとっては異国の地。毎日のように起こる余震を体験すれば、怖いのは当たり前。それを非難するコトはできませんね。
しかし、こんな状況をわかっていて、日本を元気付けようと、周囲の反対を押し切って来日公演を実現してくれたアーチストがいます。
シンディ・ローパー、その人です。
僕がお邪魔させてもらっている、たくさんのブロガーさんが、シンディについて語っておられたので、「どうしようかな?」と思っていました。でも、やっぱり感謝の気持ちを込めて、僕も記事に書きたい。そう思いました。
彼女は相当に苦労された方です。高校を中退し、家出して日がなスケッチをする日々をトロントの森の中にテントを張って過ごします。その間色々な仕事を転々としていたようです。
やっとシンガーへの道が開けたと思ったら、喉を痛めてしまい、1年間活動休止を余儀なくされます。
そして、ついにブルーエンジェルというバンドを結成しデビューしますが、評論家から評価された割にセールスに結びつかず、自己破産。またも生活の為に働く、という日々。
そして、その苦労が実を結んだのが、1984年。志を持って音楽を始めてから、実に約8年ほどの年月を要して、世に出されたのが、皆さんもよくご存知の「Girl Just Want To Have Fun」です。
そんな人一倍頑張り屋の彼女の曲の中で、僕が一番好きなのは、この曲です。
この曲は・・・僕にとってとても大切な曲です。
「Time After Time」
なんでしょう。この曲を聴く度に、何か胸の奥の方からこみ上げてくるものがあるんです。涙とか、悲しみとかではなくて、そうですね・・・強いて言えば、「痛み」でしょうか。それも決して嫌ではない、というか。優しくて、温かい痛み。
好きな人の事を考えると、よく「胸がキュンとする」って言うじゃないですか?あれによく似てるんだよなあ。
この曲は、彼女に初の全米1位というご褒美をプレゼントしました。
シンディの1stアルバムには、もう1曲とても好きな曲があります。
先日の来日公演の際には、この曲の後にこんな事を話されています。
「みんな本当にひどい週末を過ごしたわけだけど、私がしばし忘れさせてあげるね。というのは、日本には大切な想い出が多くて、インスピレーションになっているものも凄く多いからで、ファッションもすごく好きだし、日本人の音楽への愛ってすごいし、おもちゃへの愛もすごいし、日本人のユーモアも思いやりもすごく好きだし。なによりもみんなが色々大変な時に、ここに立たせてくれたことに感謝するわ。アリガトウゴザイマス。」
では、その曲を。
「She Bop」
彼女は、来日した直後にこんなコメントを残しています。
「ちょうど飛行機に乗っていたので、何が起こっているのかわからなかった。空港やホテルで毛布を被った人たちがたくさんいて、心が痛んだの。部屋でテレビをつけたら本当に凄まじい状況になっている事がわかり、とてもショックだった。でも、私は今日本にいるんだから、何ができるかを考えた。私にできる事は音楽。私の歌で少しでも勇気を、少しでも元気を与えることができるなら、それが私の仕事だと思っているわ。日本は「Rising Sun」の国。自分たちを信じて立ち上がりましょう。頑張って!」
これを見たとき、本当に感激しました。男前だなーって、思いました。
ホントはここで「True Colours」なんでしょうね。
でも、彼女は日本を元気付けたいと言ってくれた。ならばやっぱり元気な曲じゃないと、彼女の想いに報いる事ができない。
ですから、僕はこの曲を彼女に、感謝の気持ちとして贈りたい。
もちろん、元気にならなきゃいけない、自分たちにもね。
どうぞ!
「Girl Just Want To Have Fun」です。元気になれるでしょ?
シンディは滞在時に、僕もリスペクトしている湯川れい子さんにこんなメールを綴ったそうです。
「こんな時に日本に来ることができて、私の人生の中でも名誉な事でした。ありがとう」
シンディ。あなたのその、本当の優しさと勇気に。
ありがとう。
