今日はちょいと前置きが長いです。
なに?いつもぐだうだ言ってなかなか曲に行かないだろうって?
なーにをおっしゃいますやら!
今日は特別長いってコトですよ、旦那!
・・・誰?(笑)
小学校5年の時に友達からBeatlesを教えられましてね。それまでは、ベーゴマやら野球やらやって遊んでいた僕は、お小遣いからお年玉から誕生日のプレゼントに到るまで、全部レコードに費やすコトになりました。
Beatlesから、ディープパープル、クイーン、キッス、レッドツェッペリン、イーグルス・・・
必然、友達と外で遊ぶことも激減しましたね。好きで聴きに来るやつを除いて、自然と距離ができる。
中一の時は、授業が終わって掃除をする為に、全員で一斉に机を後ろに下げるんですが、その騒音にまぎれて「yukki、大口~!」と何人かが叫ぶんです。僕、たらこ唇なんですよ。(笑)「大口」って陰口叩かれましてね。
その頃から、馴れ合いでつるむコトをしなくなりました。家で好きな音楽聴いてた方が楽しいからね。必然、もっと距離が大きくなる。
それでも、傍にいてくれたヤツがいて。中2の夏はクラスも一緒だったから、殆ど毎日そいつとROCK聴いてました。
秋に差し掛かった頃、そいつの態度がよそよそしくなりましてね。「なんだろう?」とは思ってましたが、元来無理につるむのは好きじゃない方でしたから、「機嫌でも悪いんだろう」と思って気にしてなかったんです。
僕、頭は良くなかったけど、足は速かったんです。体育祭で、なんの競技に出たいか決めるクラスミーティングがありましてね。クラスの女の子が「yukkiは速いんだからリレー出なよ」って推薦してくれたんです。
そうしたら、そのつい最近までずっと一緒に遊んでたヤツが立ち上がって言ったんです。
「yukkiは村八分だからリレーには出さない」
・・・これにはさすがに参りました。(苦笑)
ようするに、この頃の僕は「合わせる」コトを一切せずに、自分に合わせてくれるヤツとだけ遊ぶ、とってもイヤーなヤツだったんです。
そのくせ、元来一人でも好きな音楽があれば充分楽しかったもんだから、相手にどう思われるか、なんてコトどうでもよかったんですね。
まさに、イヤーなヤツの典型です。叩かれても叩かれたように落ち込んだりしないんだから。
まあ、自分ながら呆れます、今では。(苦笑)
時が流れて、そいつとは同じ高校に通いました。いつのまにかわだかまりが解けて、普通に遊ぶようになったんです。まあ、子供ですわなあ。
結構早くに結婚したそいつの結婚式にも呼んでくれました。別の友人が式で、矢沢永吉さんの「長い旅」を歌う、というのでギターの伴奏もやりました。
当時、複数の歌好きが集まって少しずつお金を出し合って、小さな公会堂を借りてフォークコンサートなんかをよく開いてたんです。
そいつと「一緒にやろうか」ってな話になりましてね。好きな曲を持ち寄ってリードヴォーカルをとる曲を同数決めて、練習しました。
演奏当日、楽屋で(といっても、大きな会議室に参加者全員ひしめいてるんですけど)メッチャあがりましてね。何をトチ狂ったのか、そいつに聞いたんです。
「あの時お前に言われた言葉、今だから言えるけど、正直きつかったなあ」
そいつ、なんて答えたと思います?
「そんなコト、あったっけ?」・・・
なにげない言葉って、必要以上に相手を打ちのめすんですよね。
一匹狼を気取っていたって、所詮はそんなモンです。あはは。(T_T)
さて、そのコンサートで茫然自失になりながら唄った曲が、この曲でした。
大宮京子とオレンジの「メロディー」という曲です。
フォークコンサートで唄うにはどうなの?という声が聞こえてきそうですが。
高校の文化祭で柳ジョージとレイニーウッドの「青い瞳のステラ~1962年、夏~」を唄った僕に恐いものなどありません!(笑)
ちなみにその時のセットリストですが、僕はこの他に浜省さんの「君の微笑」、あんべ光俊さんの「365日」「さよなら My Boy」とオリジナルを1曲。ヤツはサザンの「チャコの海岸物語」に濱田金吾さんの「Bed Side Moon」チャゲアスの「一人咲き」プラス2曲だったかな。
ちなみに、「一人咲き」の途中で僕のギターの弦が切れました。(笑)
さて、もう1曲。同じ大宮京子とオレンジの「シーズン」という曲を。
どちらも王道のバラードです。
大好き。
「メロディー」は以前から記事にしたかったんです。とっても良い曲なので。ただ、この曲を書くからにはこのエピソードを書かなきゃなあ・・・なんてちょっと筆が重かった。
さらっと紹介すりゃあいいんですけどね。
まあ、こんな性格でゴメンナサイ。m(_ _ )m