一般的に「こんぴらさん」といえば、
こんぴら ふねふね ♪
おいてに ほかけて
シュラ シュシュシュ
まわれば
しこく さんしゅう
なかのごうり ぞうずさん …
の歌にも出てくる、四国の香川県にある「金毘羅宮」を思い浮かべることでしょう。
実は、金毘羅とは鰐のこと
とは、つい最近知ったことでした。
金比羅
こんぴら【金毘羅・金比羅】
(梵語Kumbih ra 鰐魚の意)
①仏法の守護神の一。もとガンジス河にすむ鰐ワニが神格化されて、仏教に取り入れられたもの。蛇形で尾に宝玉を蔵するという。薬師十二神将の一つとしては宮毘羅クビラ大将または金毘羅童子にあたる。
① 香川県の金刀比羅宮コトヒラグウのこと。
(広辞苑)
金刀比羅宮 概要
金刀比羅宮(ことひらぐう)は、香川県仲多度郡琴平町の象頭山中腹に鎮座する神社である。こんぴらさんと呼ばれて親しまれており、金毘羅宮、まれに琴平宮とも書かれる。
神仏習合により真言宗の象頭山松尾寺金光院となり、象頭山金毘羅大権現と呼ばれた。明治維新の際に神仏分離・廃仏毀釈が実施されて、神社本庁包括に属する別表神社、宗教法人金刀比羅本教の総本部となった。全国にある金刀比羅神社、琴平神社あるいは金比羅神社の総本宮である。
海上交通の守り神として信仰されており、漁師、船員など海事関係者の崇敬を集める。時代を超えた海上武人の信仰も篤く、戦前の大日本帝国海軍の慰霊祭だけではなく、戦後の日本特別掃海隊(朝鮮戦争における海上保安庁の掃海)の殉職者慰霊祭も毎年、金刀比羅宮で開かれる。境内の絵馬殿には航海の安全を祈願した多くの絵馬が見られる。金毘羅講に代表されるように古くから参拝者を広く集め、参道には当時を偲ばせる燈篭などが今も多く残る。
長く続く参道の石段は奥社まで1368段ある。例大祭に合わせて毎年、石段を利用した「こんぴら石段マラソン」が開かれている。
かつては、金刀比羅宮と倉敷市にある由加山(蓮台寺、由加神社本宮)の両方を参拝する「両参り」という習慣があったといわれている。Wikipedia【金刀比羅宮】の抄
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