家庭画報の8月号と皇帝フェデリコとシチリア | 過去世からのメッセージ

過去世からのメッセージ

前世療法で見た過去世の話しを中心に綴っていきます

 

久しぶりに家庭画報の8月号を購入しまし
た。正直言ってこの雑誌で紹介されている
旅行やファッションなどは私には高級すぎ
て手が届かない(笑)でもたまに気になる
特集があると購入して家でじっくり読むよ
うにしています。
 
今回気になったのはパリではなく、佐々木
蔵之助が辿る南イタリア・天才皇帝の足跡
です。佐々木さん主演の皇帝フェデリコ
の舞台の東京公演は残念ながら売り切れて
いましたが、このような舞台をきっかけに
中世に興味を持つ人が少しでも増えてくれ
ればうれしいです。
 
私が興味があるのはどちらかと言えば皇帝
フェデリコよりも息子のハインリヒの方で
す。『フェリペとアラゴン王家の亡霊たち』
の中でハインリヒは重要な役割を持ってい
ます。

 

 

あまりというかほとんど知られていないけど

ハインリヒの母コンスタンサはアラゴン王家

の血を引いています。アラゴン王ペドロ2世

の妹で最初はハンガリー王妃になりますが、

夫の死後義弟に王位を奪われて幼い息子と

一緒にオーストリアに亡命、息子が亡くなっ

てアラゴンに帰国し、皇帝フェデリコと再婚

して(フェデリコの方が10歳年下で15歳)

2人の間に生まれたのがハインリヒです。ハ

インリヒはドイツ王となって父とは離れた

場所に住み、母が摂政になっていたけど15歳

で母を失います。父フェデリコはエルサレム

女王イザベル2世と再婚し、イスラム教徒の

君主アル・カーミルと文通して友となり和平

条約を結んで教皇から破門され、教皇にそそ

のかされたハインリヒが反乱を起こします。

 

雑誌で見るシチリアの宮殿や南イタリアの景

色は素晴らしく、それだけでもう購入してよ

かったと思いました。すみません、私はパリ

やオリンピックにはあんまり興味がないで

す(笑)他にはパフェやおつまみの特集が

興味深かったです。こんな高いパフェ絶対に

食べには行かないと思いつつ、どんな材料を

使っているのか興味津々です。

 

 

 

 

 

私がシチリアに特別興味があるのは、他に

ガイドのニコラさんとアントニオ君が30年

暮らした場所だからです。彼らは修道士だ

けど、シチリアの豊かな自然と寛容な文化

(イスラム教徒やユダヤ人、ギリシャ人な

どもたくさん住んでいた)の影響を強く受

けていました。特にニコラさんは語学オタ

クだったのでアラビア語の医学書なども読

んでいた、そういうところも皇帝フェデリ

コに共感します。舞台は見にいけないけど

しばらくフェデリコについて調べてみよう

かなと思いました。