マリー・ド・モンフェラート | 過去世からのメッセージ

過去世からのメッセージ

前世療法で見た過去世の話しを中心に綴っていきます

エルサレム女王となったマリー・ド・モン

フェラートについて『アラゴン王家の亡霊

たちの呟き』で話題にしました。

 

 
マリーはエルサレム女王イザベル1世と
モンフェラート侯コンラート1世の娘で
母が亡くなった後、13歳でエルサレム
女王となり、18歳でジャン・ド・ブリ
エンヌと政略結婚、2年後に出産が原因
で亡くなっています。そしてエルサレム
女王となった娘のイザベル2世もまた母
と同じように出産が原因で亡くなってい
ます。
 
マリーの生涯は短く、記述も少ししか
ありませんでした。エルサレム女王と
なったけど自分の意志で決められるこ
とはほとんどなく、かなり年上の男と
結婚させられ出産で命を落とす、どう
考えても幸せとは言い難い人生です。
 
女王や王妃、貴族の娘などは華やかで
すが、幸せな生涯を全うしたという人
はほとんどいないように思います。出
産が原因で若くして命を失ったり、子
供が次々と亡くなったり、夫の浮気に
苦しめられたり、嫁ぎ先で姑に虐めら
れたり・・・いろいろあって大変そう
です。過去世リーディングでお姫様の
過去世が出てきても、おとぎ話のよう
な幸せな生涯ではない、好きな人と別
れさせられたり、若くして亡くなった
りというパターンが多いです。過去世
がお姫様ですと言われてワーイと喜ぶ
のではなく、その人生で本当は何がし
たかったのか、生まれ変わった時にど
んな生き方をしたいのか、その部分を
読み解くのが大切になります。
 
中世の歴史人物について日本で話題に
なることは少ないです。でもその時代
こそ自分の思い通りに生きられず無念
の中死んでいった人がものすごくたく
さんいる、そうした声を聞くことで現
世の生き方について考えることができ
ると思います。