私は令和3年7月に発生した熱海市において発生した土石流災害以降、ずっと盛土に関する法令改正などの公開情報を追い続けてきました。私は主に建設関連の方がいち早く情報を知り、将来に備えられるようにこのブログを書きます。
熱海市で土石流災害が起こったとき、私は国家資格の直前勉強をしており、そんな重大な災害が起こっていることは認識できていませんでした。その翌月には国の指示で全国で盛り土の総点検が指示されました。
盛土による災害防止のための関係府省連絡会議（第１回）議事次第｜内閣官房ホームページ https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/morido_saigai/dai1/gijisidai.html
また、9月には盛土による災害防止のための検討会も設置され、今後大きな法令改正があることを感じるようになりました。
盛土による災害の防止に関する検討会 : 防災情報のページ - 内閣府
https://www.bousai.go.jp/kaigirep/kentokai/moridosaigai/
翌年、第208回通常国会で宅地造成等規制法を一部改正する法律（通称「盛土規制法」）が令和4年5月27日成立しました。災害が発生してから1年にも満たない日数でここまでの法改正が行われ、建設業界にとっては従来とは異次元の規制が始まると思わずにはいられませんでした。
宅地防災：「宅地造成等規制法の一部を改正する法律」（盛土規制法）が公布されました～危険な盛土等を全国一律の基準で包括的に規制します！～ - 国土交通省
https://www.mlit.go.jp/toshi/toshi_tobou_tk_000076.html
盛土規制法が施行されるまであと4ヶ月、今でも盛土や建設発生土に関する法令の改正が行われています。それほどの時間がないにも関わらず、世間の動きがそれに追いついているとは感じません。微力ながら、このブログでこれから起きるであろう影響を知ってもらえたらと思います。