広島小1女児殺害:ヤギ被告に無期懲役 広島地裁判決
広島市で昨年11月、下校途中の市立矢野西小1年の木下あいりちゃん(当時7歳)が殺害された事件で、殺人▽強制わいせつ致死▽死体遺棄▽出入国管理及び難民認定法違反の罪に問われたペルー国籍のホセ・マヌエル・トレス・ヤギ被告(34)に対し、広島地裁の岩倉広修裁判長は4日、無期懲役(求刑・死刑)を言い渡した。子どもが犠牲になる事件が全国で相次ぐ中、同種の裁判にも影響しそうだ。
起訴状などによると、トレス・ヤギ被告は05年11月22日午後0時50分ごろ、広島市安芸区矢野西4の自宅アパート前で、下校途中のあいりちゃんに携帯電話を見せるなどして自室内に連れ込み、下半身に性的暴行を加えるなどし、手で首を絞めて殺害。室内にあった段ボール箱に遺体を入れて近くの空き地に捨てた。
◇死刑求刑退ける
検察側は論告で、「社会防衛の見地からも国民感情に沿った厳罰をもって臨むべきだ」と指摘。「たとえ被害者が1人であっても、罪責が極めて重大な場合には死刑の適用が考慮されるべきだ」などと主張した。
一方、弁護側は「悪魔の声が聞こえた」とする被告の主張に基づき、あいりちゃん殺害時は、心神喪失か心神耗弱の状態だったとして、殺人と強制わいせつ致死について無罪を主張している。
裁判を巡っては、あいりちゃんの父建一さん(39)が「なぜ、検察側が死刑を求刑せざるを得なかったか。被害の実態を伝えてほしい」と、7歳の愛娘に加えられた性的暴行や殺害行為の詳細をできる限り報道してほしいと異例の要望をし、極刑を求める心情を理解してもらいたいと訴えた。
この裁判は、公判前整理手続きを採用したため、初公判から判決まで2カ月足らずだった。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060704k0000e040076000c.html
広島小1女児殺害:ヤギ被告判決…ペルーでの反応
【メキシコ市・庭田学】ペルーの首都リマの日系人向けスペイン語新聞プレンサ・ニッケイのミツノリ・ヒガ記者(37)はヤギ被告への判決について「日系人社会は日本の司法判断を尊重する」とした上で、「無期懲役で刑務所を出所したら再び同じような罪を犯すのではないかと心配だ。暴行されて殺されたあいりちゃんは二度と生き返らない。死刑判決が妥当だったのではないか」と話した。
ペルーの有力紙コメルシオ(電子版)は「日本にいる本紙特派員が弁護士らから集めた情報では死刑判決が有力だったが、日本の裁判所は無期懲役を言い渡した」と速報した。
ペルー北部グアダルーペに暮らすヤギ被告の家族は今年4月、市内の別の場所に転居したという。人口約7万人の小さな町では、ヤギ被告の姉が日本で出入国管理法違反(不法入国ほう助)容疑で逮捕されたとの情報も人づてに伝わる。
幼いころのヤギ被告を知る女性(80)は毎日新聞の電話取材に応じ、「事件の後、いたたまれずに引っ越したのではないか。(被告の家族は)ほとんど外にも出ないようだ」と話す。ペルーには死刑制度はなく、この女性は「とても悲しい事件で、殺された小さな女の子は本当に気の毒だが、無期懲役の方がいいと思う」と話していた。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060705k0000m040040000c.html
地裁の裁判官は いったいなんでこんな判決を・・・
7歳の幼子が 性的暴力を受けたあげくに殺害され 犯人は前歴もあると言うのに
強姦強盗の記事の時にも書いたけど こういう輩は極刑!死刑にして欲しい!!
一人だからと言われる部分があるらしいが
一人だろうと10何人だろうと 大切な命を奪った事にはかわりは無い
一人だから刑が軽いなんていうのは あまりにおかしすぎる
人数では無いという流れになっていって欲しい。
過去記事
≪広島小1女児殺害≫「私は無罪!」 (2006-05-16)
≪広島小1殺害≫ヤギ被告に死刑求刑 (2006-06-09)
≪広島小1女児殺害≫父が報道側に要望「衝撃を伝えて」 (2006-06-24)
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