定期を崩しに銀行へ向かった。




この定期。

マンションのボーナス払いを一括返済する為にコツコツ貯めておいたものだった。



当時の住宅ローンの借入先は金融公庫。

ボーナス月にドーンと額を増やして支払いをするのだけど。

繰り上げ返済で、ボーナス分を減らすためには、ボーナス払いの部分だけ

一括返済するしかなかった。

ボーナス払いの残りは、約600万。

後少しで一括返済する予定だった。




それが颯人の勝手な保証人のおかげで急遽30万の支払いに。。。(-_-;)



やりきれないなぁ。。。。

30万貯めるのに、また数ヶ月頑張らなきゃ。。。。





現金30万を手にした私は、そのまま債権者に振込みを済ませた。




振込みを済ませ、颯人に連絡を入れた。





「分かった」





それだけ?!

あんたが勝手にした保証人のおかげで、30万が一瞬で消えてなくなったんだよ。




「悪かったな」

「迷惑掛けてごめんな」




そんな言葉があれば、少しは救われたのかもしれない。





でも、颯人の口から謝罪の言葉は一切出ず。





そして、次男君とは連絡が取れないままだった。




前回の保証人の時も、実は何度か支払いが滞り、督促が来た事があった。

それでも前回は遅れながらも、何とかうちで肩代わりすることなく返済した。




借金する人ってね、大体決まってるの。

今まで、何100人とそう言う人を見てきたから。

職業柄、ぱっと見て



「この人は駄目だな」



って分かるようになった。






で、次男君。

うん。

駄目駄目だね。

もちろん、初めに借金押し付けた義父も駄目駄目。

昔、颯人も借金してたけど。

離婚して、一時期実家に戻ってた時期に曾ばあちゃんに借金返済してもらってて。

数ヵ月後に私と知り合った時、もう借金してた。。。。




颯人一家は、みんな借金することに抵抗ないのか?!




颯人の借金は私が働いて返済した。

それ以降、私が目を光らせてるから借金はしてない。

次男君も松子さんが目を光らせてた時には借金は返済のみだった。




ただね、簡単に本人以外が返済しちゃうと、また借金を繰り返す。



これ、借金する人の典型。。。。(-_-;)






会社の運営資金だと言われ、仕方なく保証人にはなったけど。

まあ、仕方なくでもやる気満々でも保証人は保証人。

債務者が支払えなくなった場合、支払い義務がある。






定期だけは崩したくなかったなぁ。。。。

でも、颯人が払えなければ、結局給料差し押さえ。

そうなると、結果的に私に火の粉が降りかかる。




私は住宅ローン返済用の定期を崩した。





颯人が内緒で保証人になった金額。



はい。

聞いて(ノ゜⊿゜)ノびっくり!!

この時ばかりは、ホントに颯人を八つ裂きにしようと思った。




保証金額 550万



1回は支払いをしてたらしく。。。。

毎月の支払い額は15万。

それを1回しか支払ってないって事は、ほぼ満額残ったまま。




債権者から、とりあえず2回分の入金をして欲しいと言われたらしい。

2回分って事は、30万。




この時、丁度颯人がカレンちゃんの学費に黙って給料から現金支給してた時期で。

すぐに動かせるお金がうちにはなかった。




次男君に何度も連絡を入れた。

でも次男君は全く電話に出ない。




仕方なく、三男君に連絡を入れてみる。

三男君のところにも、最近次男君からの連絡はないらしい。

とりあえず、連絡があったら颯人に連絡をするように伝言をお願いした。




30万かぁ。。。。(o´д`o)=3



支払いは1週間後。




定期を崩して、現金作るしか方法は残ってなかった。









颯人が帰宅して、すぐに電話の事を伝えた。




「あ~~。。。。あれ、次男君の保証人の話。。。」




やっぱりかぁ~(o´д`o)=3





何でも、颯人の携帯にまず連絡が入ったらしい。



が、颯人は丁度商談中。

商談が成立しない事には、お給料にならない。



「今、商談中で手が離せないので、折り返し連絡します」



と言ったものの、ジャンジャン電話が掛かって来たそうで。

仕方なく、携帯の電源を切った。




携帯の電源を切るのはホントは不本意。

だって、颯人のお客さんは直に携帯に連絡してくるから。

電源を切ると、颯人だって困るんだよ。




そして、やっぱり次男君、借金の返済が滞ってるらしい。。。



だから言わんこっちゃない。

前回の保証人の時、私も納得(100%ではないけど)して、1回だけならって事で

颯人が保証人になることを了解した。



が、今回は颯人が私に内緒でこっそりした事。

内緒でこっそり。。。

そんなもん、支払いが滞れば一気にバレるんだけどね(o´д`o)=3

どんな確信があって、私にバレないと思ったのか。

それとも、バレたらちゃきが尻拭いしてくれると思っての確信犯か?!




私的には、後者の確信犯だと思ってます。





この時、私に内緒で保証人になって、3ヶ月くらいしか経ってなかった。



本編?!の更新は1年数ヶ月ぶりです(; ̄ー ̄A

前の話が全く分からなくても、話は分かると思います。



以前「リアルな生活」の中で多少更新しているので、被ってる内容もあるとおもいます(^^;





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義実家の近所に納車に行った後、私は一度も義実家へ行かなかった。

お盆も正月も、一家で顔を出さなかった。

理由は、単純に帰省費用が無かったから。




事の始まりは、1本の電話だった。




ある日の夕方、自宅の電話がなった。

番号は050から始まる番号だった。

基本、私は知らない番号の電話には出ない。

が、この時はなんとなく出てみようと思った。




「ちゃきさんのお宅ですか?」



若い男性の声だった。



「そうですけど。。。」



「颯人さんは居られますか?」




この日は平日。

平日の夕方に家に居るわけないじゃん。



「仕事に行ってますけど。。。」



「何時くらいに帰られますか?」



「さぁ?日によって違いますから分かりません。」



「じゃぁ、○×から連絡が合ったと伝えてください。

また掛けますので。。。」




そう言って電話を切ろうとした。




「ちょっと待って!どちらの○×さんですか?」



「えっ?。。。とにかく○×と言えば分かりますから」





昔、私も金融業に勤めてたから、この電話が督促だとすぐに分かった。

ただ、颯人自身の借金なのか?保証人の方なのか?

それが分からないから、電話口でしつこく聞いてみた。




「何関係の○×さんですか?」



「とにかく○×で分かりますから!」



男性は半ば切れ気味だった。




「保証人の件ですか?それとも本人の借金の件ですか?」



個人情報漏洩防止の為、そんな事を聞いても答えてくれないのは分かっていた。

だけど、いきなり電話がきたら、気になるのが人間でしょ(笑)

何度も同じ事を問い返す私に、相手はしどろもどろになりながら電話を切った。







颯人、早く帰って来い(#`-_ゝ-)ピキ



トコトン追求してやる!