障害年金の仕事について | 障害年金の請求を応援する社会保険労務士のブログ

障害年金の仕事について

今日はカウンセリングの研修の予定でしたが、参加を諦め、1日、内勤仕事をすることにしました。
その分、昨夜はゆっくり映画のDVDを観て、早めに寝ましたぐぅ

通常、1月というのは、社労士事務所にとっては、ほっと一息、という時期のハズなのですが、障害年金の仕事に時期による繁閑はありません。
会社さんの手続きなど、ルーティンの仕事は、おちついています。
(といっても、もともと数はまだそんなにないですが・・・汗

現在、審査請求を含めると、8件の障害年金の案件を、同時進行で進めています。
さすがにアタマの中だけでは情報処理がおいつかなくなりそうなので、案件ごとに進捗やToDoを細かく記録し管理するようになりました。
(先日書いた、Awesome Noteが大活躍してくれています)

とんとんとスムーズに進むものもあり、ご依頼者さまの体調等を見ながらゆっくり進めているものもあり、ご依頼を受けた段階から審査請求を見据えなければならないような困難なものもあり、途中で思わぬ障害にぶちあたるものもあります。
3級程度の障害の方から、1級程度の障害の方まで、さまざまです。
もちろん、自分の中での比重は、どの案件も同じです。
3級だから軽くて1級だから重い、というようなことはありません。
どの方も、様々な状況の中、さまざまな困難を抱えていらっしゃいます。

障害年金の仕事は、老齢年金や遺族年金の仕事と全く別の種類の仕事、というくらいに、そのあり方が大きく違うように思います。

(もちろん、どちらがどうとかいうことではなく、どちらもすごく大切な制度であり仕事です。
特に老齢年金や遺族年金には細かい年金の知識と緻密な計算が必要とされます。
私などはまだまだ全然だめだめです)

障害年金の仕事は、やり方ひとつで受給権が得られるかどうか、何級と認定されるか、障害認定日まで遡って認定されるかなどなど、別の意味で、ひとりの方やご家族の生活設計が大きく変わってくるような、重い責任を伴う仕事だと思っています。

申請書1枚書くにも、表現のひとつひとつに、とても神経を使います。
さっと仕上げようと思えばできなくはないのかもしれないけれど、やはり時間をかけて、何度も見直します。
「もし、これで認定されなかったら・・・」と思うと、怖くなるからです。

正直なところ、しんどいな、と思うこともあります。
ですが、「人の暖かさ」を心から感じられる、幸せな仕事をさせていただいている、という想いの方が強いです。

案件の内容によっては、さまざまな方のお力を借りたり、さまざまな機関や団体などから、通常は開示してもらえないような書類を開示してもらったりしています。
受付の段階で、素っ気なく断られることもしょっちゅうで、でも、根気強くお話することで、「少しでも力になりたい」「協力したい」というふうに、相手方の対応が変わっていったということも、ここ何回も経験させていただきました。
そういった、たくさんの好意に支えられています。

私はなぜか、「障害」ということに、ずっと以前からこだわってきて(私が個人的に「障がい」という言葉を使っていない理由については、またいつか時間をかけて書きたいと思っています)、「障害があるということは、不便だし、困難も大きいけれど、不幸ではない」とずっと信じていて、今、真正面から、障害に向き合える仕事をさせていただけていることに、とても感謝しています。

障害年金の仕事に関心を持つようになったきっかけは、以前勤務していた事務所の、私の永遠のボス、上條先生 が力を入れていたことでした。
それから、松山先生 とたくさんお話をさせていただく中で、障害年金の仕事の魅力や、決して諦めない姿勢を学ばせていただきました。
おふたりには、本当に、心から感謝しています。

ちょうど1年くらい前に「障害年金の仕事をするということ」 という記事を書いていて、今日はそれをちょっと懐かしく振り返りながら、今の想いを書いてみました。

また1年経ったら、ふりかえってみたいな、などと思っています。

と、書いている間にも、新規のご相談のご予約をいただきました。
全く初めて扱う傷病なので、しっかり下調べしてのぞみたいと思います本

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆
読んで下さりありがとうございましたかお


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