二人だけの後夜祭。学祭で片思いの彼と店番。緊張して俯くばかりの私は冷やかしに来た友達と話す彼の横顔をこっそり眺めるだけ。笑い声が心地よく胸に響く。合いそうで合わない目線。交代の時間が来ると、彼はうーん、と大きく伸びをした。宙に浮いたその手はさりげなく私の肩に降りてきた。掌の感触に体が熱くなる。「打ち上げサボって遊びに行こう?ちゃんと正面から俺を見てほしいんだけど?」顔を上げると、覗き込んだ視線は私だけに向けられていた。二人だけの後夜祭。