バレンタイン

Be My Valentine! From Your Secret Admirer

なーんてメッセージと共に深紅の薔薇が職場に届く。。。

なーんてこと、ありましたわ。その昔。

英国はじめ、西欧社会ではバレンタインデーは恋人(夫婦)の日。

街中に花を持ったカップルがその辺でハグやキスをしており、シングルの方は肩身の狭い思いをする。日本に行ったことがある外国人は「日本のクリスマスはこっちのバレンタインデーみたいね」と言っていたが、言い得て妙。ホテルやレストランもバレンタインスペシャルが用意されている。

 

2月って欧州旅行安いから行こうかな、と思っている同行者のタダの友達も、カップルに見られることもアリ。

こちらの社会では、カップルということを大事にしている。両生類から男女に別れた為、また一つになり補い合う。(今は同姓カップルも含んでいる)ボーイフレンド(彼氏)、ガールフレンド(彼女)もペアでカウントし、法制上の伴侶でなくとも、様々な場所へ同伴できる。結婚しない人も増えているが、Cohabiting同棲している人はどの年代でも多い。

 

それは日本と違うと感じるところだ。

 

日本では身近な人の中にも夫婦別居が多い。それは単身赴任といった理由が多いのだが、結局子供が大学に進学したり就職したりしても別居のままだったりする。母親が子供とセットになって家を形成し、男は風俗や動画などで基本相手は作らず一人で住んでいるようだ。

英国では、基本的に赴任に家族で移動するか、全寮制(ボーディング)を利用する。どうしても難しい場合は母子だけ一箇所に住まい、週末または大きな休みになると一緒に住むか、長期休暇(ホリデー)を共に過ごす。

カップルは同じ屋根の下、同じベッドを共有していることが基本で、それがない場合はカップルと呼べない。だから結婚ビザを申請する場合も、偽装結婚でないと証明するため、下世話ながらそのチェックをされる。

 

だからこそ、相手と上手くいかなくなったらずっと一人という人は少なく、ほとんどが次の相手がいる。

 

プレゼントとしては、日本ではチョコレートだが、英国では何のお祝いでもチョコレートとアルコール、女性には花。バレンタインでは下着というのもある。アルコールはバブリー(泡)、花は赤いバラ。既に昨日も男性が花束を抱えて道を歩いているのを見かけた。

皆さんも誰か(誰でもいいから)相手がいるといいですねー。