昨日、我が家にこれが送られてきた
県民健康管理調査 基本調査 問診票
そう、原発事故後の放射能汚染によって、福島県人の体がどれだけ被ばくしたかを調べるもの
とうとう、来たか・・・
まずは、3月11日から25日までの行動を記入
震災の次の日からすでに仕事に行ったわ・・・子供たち連れて・・・
次は、3月26日から7月11日までの滞在地と定期的な外出先を記入・・・
いちいち、「いつ、どこへ、どのくらいの時間」行ったかなんて覚えちゃいない
そして、3月26日から7月11日の間で前の質問に該当しない日があった場合、
その日付と行動内容を記入・・・
どこかに出かけたりした時のことか・・・
そして、最後に3月11日から3月末までに自分の畑や果樹園、家庭菜園で作られた作物や
飼育している家畜の乳などをどれくらい摂取したかの質問
そして、震災発生から26日までの主な出来事カレンダーが同封されていた
これを見たら、うちの地域の
電気が復旧して喜んでいた時に、第一原発 1号機で水素爆発
水道が復旧して喜んでいた時に、2号機、3号機から白煙吐出だとさ・・・
この質問事項にすべてこたえて送り返し、被ばく線量を推定するらしい
子供の分は親が記入しなければいけないから3枚も書かなくては・・・
昨日のニュースでは、福島の子供10人から甲状腺の異常が見られたとか・・・
とうとう恐れていたことが現実になってきた
130人中10人の確率は高いんじゃないか
その子供たちは特定避難指示が出ていた地域ではないところに住んでいる子もいるらしい
チェルノブイリ事故の時は事故直後よりも事故から5年後に一気に患者が増えたそう
今回の原発事故との因果関係はまだわからないが・・・なんて言ってたけど
もし、事故とは関係なく異常が見られたんだとしてもそんなことは誰にもわからない
わからないけど、異常が見られようが見られまいが、原因が明確だろうが不明だろうが、
福島の子供たちにはこれから一生、定期的に甲状腺の検査を受けさせ、
異常があれば治療をし、すべての費用は東電と国が持つべきだろう
今すぐ治療が必要な段階ではないとしても、いつ、どんな形で体に表れるかわからないんだから
一生検査は続けなくちゃならない
テレビでは医者が「異常が見られたとしても病気を発症したわけじゃないから
あまり心配する必要はない」なんて言ってたけど、親は心配するに決まっている
「数値が異常」というだけでも不安なのに、それが「前例のないことだから」と
専門家が口をそろえて的確な答えが言えないんでは、
じゃあ、いったい誰がホントのことを知ってるのこれからどうすればいいの
と、不安に思うし怖くなるに決まってるじゃないか
しょせん、わが子じゃないからそんな落ち着いたことが言えるんだろう
親なら、「自分が代わってやりたい」と思うし、「異常が見られないように」と祈っているもんだ
先月末で第1回目のガラスバッチが回収されたけど、この積算量の数値もどれだけのものか気になる
結果は今月中にわかるらしいけど誰にも異常が出ないでほしい
そして、夏休みに校庭の表土入れ替えの工事や高圧洗浄での除染作業を終えたけど
今度は通学路や地域の除染が始まる
うちの町内会が早々と除染するけど、それは福島市の中でも比較的放射線量の数値が高いからだそう
しかし、除染して出た汚染土砂はその地域で一時保管しなければならないから
近隣住民に向けた説明会があるので参加するように。という回覧が回ってきた
せっかく除染しても汚染されたものと一緒に暮らしていかなくちゃなのか・・・
それが現実
悲しいけれど、それが今の福島の事実