きっと、ブログを読んでお気づきの方もいらっしゃっていたと思うし、ピグでは話していましたが
あたしの仕事はクリーニングの受付です
クリーニング業務は春は忙しい職種なので、毎日汗をかきかきお仕事してます
今日は朝のスタッフが1時間しか出れないということで早出になり初めての8時間労働・・・
やっぱりフルタイムで働くお母さんは偉いと、思ってしまうほど疲れました・・・
ご飯休憩さえもなく一人で店を開けるのはこの繁忙期には無理があるだろう~~~
例年なら2人体制のはずですが今年は大震災で赤字だから1人体制で乗り切れ。との通達・・・
繁忙期に加え、震災後は避難者の方たちがけっこう利用されるのでいつもよりも忙しい
駅前のホテルや近所の集会所が避難場所になっているらしく、隣のコインランドリーは毎日全機械がフル稼働
ここで面白いのが、(面白いという言い方が正しいかはわかりませんが)
使い方がわからずに間違ってしまったり、使い方を聞きにスタッフがいるクリーニング店に来るときに
必ずいうことが「避難してきたものだからわからないんです」
いやいや、今まで住んでいたところにもコインランドリーはあったでしょ~~
使い方がわからないのは避難者とか地元民とか関係ないですから~
でもなぜか、みなさん避難者であることをうしろめたく思われているようで・・・
別に避難していることをおっしゃらなくていいですから・・・と思うのですが
いや、きっと、そこで話を聞いてほしいんだろうな
「家が流されちゃって1枚しか着る服ないんだけど、今日中に仕上がるかしら」と言って
クリーニングに出される方もいます
先日は、「津波で流されたけどお金はいくらでも出すから洗ってほしい」と言って
磯の香りのする砂だらけの洋服を持ってこられた方がいたそうです
お金はいくらでも・・・といっても、避難されている方がそんなにお金を持ち合わせているわけがない
でも、こちらも商売だし、あたしはただのパートだし「お代はけっこうです」なんて言えない
だから、早く、早く、義援金を彼らに届けてほしいと思います
今日は「洗濯はいいけど、アイロンだけかけてほしい」と言われ、プレスのみの受付をしました
「ホテルに避難してるから、アイロンがなくて・・・でも、しわくちゃだからアイロンをかけてほしい」
そうですよね・・・避難していたって、今までと同じような生活をしたいですよね
お気に入りの服や思い出の服がたくさんありますよね
引き取りに来られた時に「あ~~、綺麗になった~ありがとう」と言われると、
自分は受付をしただけですが、避難者の方のお役にたてたんだと思い、すごく嬉しくなります
毎日スーパーなどで、少額ですが義援金を募金していますがこうして直接笑顔を見られるのが一番です
福島市に避難してこなかったら一生会うことはなかったはず
こんな出会いも一期一会ですね