引き続き10月下旬の週末に長野県を訪問して
「グルメ&お城めぐり」を愉しんだ旅の様子を紹介します。
今回は県東部にある「上田市」にやって来ました。
上田城を訪問(撮影:2019年10月)
上田市と言えば、日本100名城・上田城を
始めとして名城が多く存在する城下町。
今回訪問するのは山城で「砥石城(といしじょう)」と言います。
「CT名城」にして県史跡であるこちらのお城は、
登城した時の眺望が素晴らしいそうです。
前回の替佐城(かえさじょう)では散々だった天候も回復。
楽しみなのでありました。
難攻不落の砥石城を登城
最初にふもとで「御城印」を購入。🏯
合わせて「キズ入りリンゴ4個」を安値で購入したよ。
「信玄の砥石崩れ」とは1550年(天文19年)、甲斐の武田信玄が、
北信濃の戦国大名・村上義清が守る「砥石城」を攻撃するも、
攻め落とせなかった「信玄の負け戦」のことなのです。
ところが翌年、信玄の一家臣「真田幸隆」がこのお城を「乗っ取り」により
攻め落としており「難攻不落」と言いつつも落城した歴史があるのでした。
ふもとで地図を確認すると、1.5時間~2時間で
連立式の山城を踏破出来ることが分かりました。
登城を始めて間もなく、
「なめんなよ」と書かれた新し目の石碑を発見。
さぞや登城が困難なお城かと思ったのですが、、、
その直後に石畳が敷かれたキレイな通路が現れたので拍子抜けしたね。
砥石城はその後、真田氏の持ち城となり、徳川軍が2度攻め込まれて撃退した
「第一次・第二次上田合戦」でも重要な拠点として重用されたのでした。
「登城した時の眺望が素晴らしい」と聞いていたけれど、
歩き始めて2~3分で市街地の景色が良く見える場所に到着。
いかにも「山城らしい城門」があったね。
途中で分岐点があり、1周すると同じ場所に戻れるようです。
歩き始めから20分ほどで、砥石城に到着。
天気が良ければ、ここから富士山が見える「関東の富士見100景」
なのですが、この時は見えなかったね。
次のお城を目指す途中で「切岸(きりぎし)」という、
人工的に造られた急峻な地形の場所がありました。
その後「本城」「桝形城」を踏破。
「本城」からの遠景。
「桝形城」からは、昨年10月に登城した
「真田本城」「松尾古城」を遠景に見ることが出来たね。
この後は「なめんなよ」と書かれた石碑どおり、
高低差があるために進むのが辛い場所もありました。
それでもどうにか道半ばまでやって来たのでした。
折り返しの別ルートで「石垣」らしきものを見付けたのですが、
城郭のデータベースには無かったので、最近の建造物かもしれないね。
コース全体の4分の3ほど歩いたところで、初めて
「クマの出没情報」を見付けたのでビックリ
訪問時のわずか8日前の目撃情報でした。
この時も「熊鈴」を身に付けていましたが、この看板を
見付けてからは、意識的に音を立てるように努めたよ。
「福沢出丸」という砦があったね。
、、、脈絡もなく「真田丸」を思い出しました。
最後に登城したのは「米山城(こめやまじょう)」
実は「御城印」を購入した時のお兄さんから、
「『よねやまじょう』ではなく『こめやまじょう』ですよ」
そのように親切に教えて下さいました。
こうして連立山城の最後にある「米山城」に着きました。
このお城には「白米伝説」という、お米にまつわる逸話があるんです。
地元の上田市では「砥石米山城まつり」の中で、村上義清が白米で
馬を洗った「白米伝説」を再現するイベントがあるそうです。
ふもとに帰って撮影した秋桜。
「御城印」を購入したお店は、すでに閉店していました。
外板には「真田十勇士」が描かれていたよ。
この後は上田市の市街地で夕食を頂きます。
続きは次回です。