
これは一度、紹介した。

エジプト王ムハンマド・アリーの次女、ナディアだと推定される。
彼女はスイスに短期留学した。

La Principessa araba conduce la sua carovana al Museo del Volo Fantastico
1847
アラブの王女がキャラバン隊をファンタスティック・フライト博物館に連れてきました。
1847年

彼女はスイス旅行の途中でファルコを訪問した設定であるようだ。

彼女の母、アミナ・ハニムは豪勢な旅行ぶりで《ナイルの女王》とヨーロッパに大々的に紹介された。

さて、今回の本題は、象に乗ったインドの王族・マハラジャである。

Il Rajah arriva col suo eccezionale seguito
1830
インドのラジャは彼の卓越した従者と共に到着しました。
1830年

どうやら主役はマハラジャではなく、同伴した夫婦であるようだ。

調べてみたら、タンジョール・マラータ王国セルフォジ2世というインド藩王に行き当たった。

このマハラジャはなかなかの策士でイギリスと同盟してインド南部のマイヨール地方の覇権闘争に勝利した。

このようにイギリス軍の協力を利用したことは、彼の死後に問題を引き起こした。
彼の子息シヴァージーには後継者がなく、王国はイギリス王ジョージ4世が布告を出して併合してしまったからである。

だから彼はまさに近代最後のマハラジャだった。
彼が住んだマラータ王国の宮殿はその規模と壮麗さで観光地となっている。
