
今日もソアリン訪問録の画廊を巡ります。

えっ❗
ハワイの王さま❗

Il re delle Hawaii e la sua famiglia offrono doni ai Falco
1818
ハワイ王とその家族が
ファルコに贈り物をした
1818年

なるほどハワイだ。

問題はこの黒肌白髪ちょいデブの王さま。
史実上はいったい誰なのか。

調べたら、何とこの人。
在位1810年(ハワイ統一)〜1819年(逝去)

有名な銅像のモデルは、いわば美男子コンクールの優勝者で。
実際のカメハメハ大王は白髪黒肌のハワイ人だった。

それにしても1818年は古い年号だ。
長崎にシーボルトが来日したのが1823年。

まだ江戸時代なのだ。
岩倉使節団の岩倉具視が1825年の生まれ。

カメリアさんは中学生くらい。
それでお父さん、お母さんが主役で出迎えに出ている。

この母娘、母は神々の血統を誇ったハワイ首長の本家筋、神聖ケオプオラニKeopuolani女王。
娘はナヒエナエナNahienaena王女(推定5才)

カメハメハ1世は成り上がりの秀吉。
神聖女王は淀君の立場だったというわけ。

また、神聖ケオプオラニ女王は最初にキリスト教に改宗したハワイ王族としてアメリカ史に記録されている。
もちろん、歴史的には最晩年のカメハメハ大王がハワイを出て欧米各地に外遊旅行に出たという事実はない。
Disney Imagineer 製作者のユーモアだろう。
