
1,劇場版の制作にあたって、まずスタッフが栃木県の雪山(おそらく日光山系)の林道に撮影旅行を敢行。
あのリアルな雪山の風景が完成した。
2,原作者の吾峠先生がジャンプ編集部を介して、原作背景に使った資料が提供された。

3,アニメーターは吾峠先生のキャラクターの特徴が「目の形が多角形」だというパターンに注目した。
また、吾峠先生自身から、キャラクターの髪型の描き方など、設定原画も譲られた。

4,ギャグのシーンでは、監督もアニメーターも吾峠先生のマンガ通りの再現に努力した。
そのために別カットの静止画になるシーンも多い。

5,映画の中では煉獄さんと魘夢は対面したりするシーンはなかったが。
収録スタジオでは煉獄(日野聡さん)と魘夢(平川大輔さん)は並びや対面で着席して、お互いの演技をみていた。
日野さんは、魘夢のそっと包み込むような不気味さは「さすがです。平川さん」と何度もゾクゾクしながら見ていた、という。

6,猗窩座の声優、石田彰さんは煉獄杏寿郎について、鬼殺隊という戦闘組織の柱になるほど強い人であり、そのためにおそらくは日常生活を普通に送れないであろう、一種の異常さを持ったキャラクターだと感じた。

7,伊之助の松岡さんは「収録が終わった後は『出し切った』という気持ちよさがありました。でも、案の定、アフレコの次の日は声が出なくなりました」と。

8,花江さんによると、「劇中の流れで普通に録ったあと、その日の収録の最後に『うまい』だけを録り直して、その次の収録でもまた録って、さらに別日でも録り直しているんです。別の現場で日野さんに会ったら、『どれが煉獄っぽかった?』と感想を求められました(笑)」

9,休憩中は和気あいあい。みんな作品が好きで、それぞれの役者としての想いもあって、気持ちを込めてお芝居する中で「負けないようにしなきゃ」と相乗効果を生んで、よりいい作品、いいお芝居ができていたと花江さん。

10,炭治郎の家族が出てくるシーンで、家族を演じたキャストさんたちと、お互いに「久しぶり!」と話した。炭治郎の父役の三木眞一郎さんから終わった後に声をかけていただいたのがすごく嬉しかったと花江さん。
