ソアリンの待ち時間に。
ぜひ飾られている絵画にも注目してください。
以前、紹介した岩倉使節団の来訪。
La Principessa Araba 
conduce la sua carovana 
al Museo del Volo Fantastico
1847
アラビアの王女が
キャラヴァン(隊商)を率いて
ファンタスティック航空博物館を訪問。
1847年
さてこのアラブの王女とは?

トルコ帝国のエジプト属州総督から独立戦争を起こし、1805年に王国を樹立したメフメット・アリー・パシャ(Muḥammad ʿAlī Bāšā1769年? - 1849年8月2日の次女ナズーリー(1799年 - 1860年)ではないかと思う。


父王は実はアラブ人ではなく、トルコ帝国領内のマケドニア地方の生まれだ。
「私はアレクサンダーの故郷で、ナポレオンと同じ年に生まれた」と自分の生い立ちを誇りにしたという。
そこでエジプト・アラブで独立した後、西欧列強諸国と提携し、子女を含め、優秀な青年を留学に送り出した。
イブラヒーム王子、ナズーリ王女のイタリア旅行も歴史的事実のようだ。
もちろん、ディズニーの制作者が掘り起こした小さな歴史だが。
時間があったときに再発見してください。