2020年はひどい年だった。

世界中がコロナ感染数に戦慄し、日常生活と経済活動も破壊された。

去年までは「さあ新エリアができるぞ」と、
4月15日の開園記念日を待ち望んでいたのに。
ついに開園セレモニーは休園のまま過ぎた。

しかし、希望はあった。
ティンカーベルは休園中の東京ディズニーのシンデレラ城に舞い降りていたのだ。
そしてTDRは7月1日ようやく再開した。

この苦難の2020年末に、なぜだかこんな商品が販売されている。




このリストバンドで「はっ」と思い出した。
それは東日本大震災の後、1ヶ月の休園を経て再開したとき、
ディズニーで販売されたチャリティー・リストバンドのこと。
そこには
「WE ARE ONE」
「心はひとつ」と書かれていた。
価格300円、売上全額を被災者関係に寄付するというチャリティーだったが。

当時は「もう少し工夫したデザインにしないと売れないだろう」と私はアベノマスクみたいものだと批判的だった。
その通り、売れないリストバンドは廃棄処分になり、オリエンタルランドには損失だけが発生した。

「もっと売れるデザインにすれば、被災地への寄付額も増えたのに」という私の反対論は客観的に正しかったが。

しかし、あの面白くも何ともないリストバンドが
今ではトラウマのように懐かしく恋しいのだ。

なぜだろう?

苦しい日々の記念品だからだ。
このアイテムも2020年の長期休園の苦難と、
再開の歓喜と、
今なお続くコロナ感染との闘いを記念しているのだ。
正式名はないみたいだが。

私はこんなヘンテコリンなデザイン、
100%賛成じゃあないが。。。

<がんばれオリエンタルランド❤コロナに負けるな!>
商品シリーズとあえて呼びたい。
みんながんばれ!
負けてちゃダメだ!