踊るキャストさんたちがあちこちにあらわれはじめている。

しかしながら、この元ダンサーさんたちの振る舞いは、他のキャストさんたちには不評だそうだ。

「踊ってばかりいないで、わたしたちの通常業務をしっかり手伝ってほしい」

そういう立場で現場はフラストレーションが溜まっている状態だという。

そもそもダンサーさんとは?




ダンサーさんでも準主役級の人はやっぱり給与は高いが、
パレードのダンサーさんたちの給与は普通のキャストさんと同等だ。

そして1年契約という制限がある。
パレードが中止になると、ダンサーの日給も出ない。

ダンスキャストさんはそもそも収入も不安定な職場なのだ。
ゆえにダンスキャストさんたちはプライドが高くなるし。
性格も言葉もキツくなる傾向にあるが。
それは一般キャストさんを軽んじているわけではない。


「忙しいんだから、踊ってないでよ」と不満に思うキャストさんたちの不満も理解できる。

他のキャストさんがソーシャル・ディスタンスをお願いして駆けずり回っているのに。

知らんふりをして踊っている元ダンサーさんたちのふるまいは不満だらけになるだろう。

私の提案だが。
こうした看板を持つ役割を元ダンサーさんに専門に配分してはどうだろうか。

ダンサーさんたちはプライドが高い人々なので
「看板ダンス」の振り付けは、彼らを育成した振り付けのリーダーを囲んで、議論して決める。
それを仮案として運営本部の幹部が安全などの見地からダメ出しをする。
このダメ出しは受け入れてもらえるだろう。
静止して看板をみせること、ダンスして注目をひくこと、
われわれはDJポリスやダンスする交通整理の警官さんがよく話題になることを知っている。

元ダンサーさんたちにはピッタリではないか。

やはり適材適所で人材は活きると思う。

人事本部の検討をお願いしたい。