
さて、あの赤いスープの正体は。
知人の料理人が観察すると、
あまり熱くないスープのようなので、トマトならガスパチョ、
あるいは、テーブルビート(Red Beet/betterave rouge)のポタージュなのかもしれない、ということだった。
彼に言わせると、ウクライナのボルシチ(現地語で「赤い液体」)の原型もトマトを使わず、赤ビートをすりつぶしてつくる、ということだった。

なるほどなあ。
素直にあやまちを認めます。
これはトマトではなく、赤ビートのポタージュである、ということなら、
フランス・オランダで一般的な古い家庭料理法ということになりますね。
ちなみに赤ビートはヨーロッパ原産の野菜の品種で、特にオランダでは遺跡から炭化した古代の赤ビートと花粉が採取されているそうです。
