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さて、野獣さんはどのような王家だったのか。
どこかに紋章らしきものが出てこないか、それこそミッキー探しのように調べたんですが。

フランス王家の百合紋(フルール・ド・リス)はどこにもなし。

したがって、野獣さんのお父さんはブルボン王朝の人ではなく。

いわゆる「公国(プリンキパトリス)」の格になるのか。

物語は「フランスの一地方」になってるし、
野獣さんも「パリにいったことあるよ」
「ノートルダムやシャンゼリゼ」
なんて軽口を飛ばしてますが。

いまのモナコ公国みたいに、小さな国の領主という設定なんでしょう。

唯一、それらしきものが見れるのは、キッチンに置いてある器の紋章で。

これは飾鎖章の獅子(神聖ローマ帝国)と、ラテン十字の紋章にみえます。

この二つがそろったら、第三回十字軍に参戦してエルサレムまで遠征した大貴族であるわけで。
イギリス獅子心王リチャード1世、フランス尊厳王フィリップ2世と、一応、同格の地位を誇る名門であったと考えられますね。