投稿写真

実写映画「美女と野獣」(4月21日公開)のプレミアム吹き替え版キャスト発表会が31日、都内のホテルで行われ、エマ・ワトソン(26)演じるヒロイン・ベル役の昆夏美(25)、野獣役の山崎育三郎(31)をはじめ、ポット夫人役の岩崎宏美(58)、モーリス役の村井国夫(72)、ガストン役の吉原光夫(38)、ル・フウ役の藤井隆(44)ら日本ミュージカル界をけん引する豪華キャストが勢ぞろいした。

 ディズニーの不朽の名作「美女と野獣」の実写映画化。

 ベル役を射止めた昆は「美女と野獣という作品の大ファン。幼いころから、ビデオが擦り切れるまで見ていた作品なので、1ファンとして早く見たいと思っていた。私がこうしてこの作品に携わることができることが光栄。人生何が起るかわからないという、嬉しい驚きでいっぱいです」とあいさつ。山崎も「単なる実写版ではなりません。今後、100年語りづがれるエンタテインメント作品になります。野獣の悲しい生い立ちも描かれていますので、男性にも見ていただきたい」と意気込んだ。

 お笑い芸人の藤井はベルに求婚するガストンの子分ル・フウの声を担当。
司会を務めたフリーアナウンサーの中井美穂(51)を見て「今、中井美穂さんがクスっと笑ってらっしゃった」とイジり、「なぜあなたが?という中井さんのメッセージをいただいた。自分が一番なぜなんだろうって思っている」と場違いな雰囲気に困惑の表情。それでも「このメンバーに入れていただいたのが本当に光栄です。ディズニーの作品は皆さん、愛してらっしゃる方がおらっしゃるので、粗相のないように、皆さんに教えていただいて、ガストンさんを盛り上げていきたい」と話し、笑いを誘った。

 ビル・コンドン監督からのキャストへのビデオメッセージが上映され、主演の昆は「特別な吹き替え版になると確信しているとおっしゃっていただいた。身が引き締まる思い」とコメント。そこで、中井から藤井に「せっかくですから藤井隆さんにも」とまさかのパス。会場から笑いがもれる中、藤井は「本当に待っていた言葉を言ってくれたなと思う」とまじめに答えるも、「中井さん、そういうのやめてもらっていいですか?嫌われたくないんです、ディズニーさんに」と返し、会場は笑いに包まれた。
(スポニチ 01/31 13:29)