
ロンドンで現地時間8日、
ディズニー映画『アリス・イン・ワンダーランド時間の旅』(7月1日公開)のキャスト・スタッフによる会見が行われた。
帽子屋ことマッドハッター役で出演する米俳優ジョニー・デップ(52)は、
物語に登場する“ティーパーティー”を再現した壇上で着席するなり、いたずら全開。
共演したサシャ・バロン・コーエン(44)からカップケーキをすすめられると、皿ごと頭上に乗せて笑いを誘った。
皿から両手を離してバランスを取っていたのも束の間、カップケーキが落ちて、ジョニーが慌てて拾うひと幕もあった。
子どもみたいな振る舞いにアリス役のミア・ワシコウスカ(26)も大笑いだった。

彼のいたずら好きはいまに始まったことではないが、本作の撮影中も盛んだったようで、
本作から登場する新キャラクター「タイム」を演じたサシャは
「現場にあった輪ゴムをビュンビュン飛ばしてしてくるいたずらをされたり、ジョニーのセキュリティーチームに襲われたりしました」と冗談半分に“被害”を報告。
ジョニーやミアをはじめ2010年公開の前作『アリス・イン・ワンダーランド』のキャストが再集結する中、
新顔のサシャもジョニーにかまってもらったおかげで居心地良く過ごせたという。
会見の最後、ジョニーは「今回、犬を連れて来ていなくてゴメンね」とさらりと謝罪。
この絶妙なジョークに記者団は大爆笑した。
昨年、オーストラリアで映画の撮影中だったデップのもとを妻のアンバー・ハードさんが訪ねた際、
プライベートジェット機で愛犬2匹を無許可で持ち込んだため検疫法違反や入国カードへの虚偽記載などで起訴されたが、
この事件で先月、豪クイーンズランド州で行われた裁判に夫婦そろって出廷、謝罪した騒動を自らネタにして会場を沸かせたわけ。
世界中で大ヒットした前作から6年。
本作では、悲しい過去に心を奪われたマッドハッターを救うため、
時間をさかのぼるアリスの冒険を描く。
ジョニーは
「狂ったキャラクターが、さらに狂うと正常になるというか、マイナスにマイナスをかけるとプラスになるような、そんなマッドハッターを演じてみた」などと語り、
本作の出来栄えに相当自信がある様子だった。
会見にはほかに、ジェームズ・ボビン監督、前作を監督し、今作ではプロデューサーを務めるティム・バートン氏、同じくプロデューサーのスーザン・トッド氏が出席した。
前作以上に鮮やかな色彩あふれる映像美がウリの一つでもあり、
ティム氏は「(CG合成するシーンが多く)ほとんどグリーンバックで撮影していたので、思い出すたびに緑色の景色が見える」と身もふたもない発言でさらに記者団の笑いを誘っていた。
ジョニー・デップ、『アリス』会見でいたずら全開上機嫌
