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これがカリフォルニア州ロサンゼルス郡ロングビーチにあるクィーン・メリー号。

何がいいたいか、わかるでしょ(笑)

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えっ。
これ、ディズニーシーのコロンビア号じゃないのって。
いやいやクィーン・メリー号なんですよ。

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で、これがクィーン・メリー号のメインダイニング。
あれあれ。

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こっちがアンバサダー・ホテルのラウンジ。

つまり。
アンバサダー・ホテルは、実は豪華客船クィーン・メリー号のデザインをホテルの建物に組み換えたものだったのだ。

ロングビーチの《ポート・ディズニー》の場所は港湾施設だったので、眺めはいいが殺風景な面白くないところ。
最初は直通シャトルモノレールでロングビーチとアナハイムの連結も構想されたが、川崎と横須賀、大阪と姫路くらい距離があって、いくらなんでも採算が合わない。
机上の空論に過ぎない。
そこに直属シアター連結型のリゾート・ホテルを出すというのが、マイケル・アイズナー側近のマスタープランだった。

われわれはアンバサダーホテルを利用するとき、
《これはディズニー・パークのホテルだ》という考えしか持たない。

例えば、ディズニーが東日本大震災の被災地に、何かしら施設をつくったとき、
シアター直結のリゾート・ホテルというのは「アリ」なのかも知れない。
パークから遠く離れたら、常設のディズニー・シアターは客を呼び、繁盛するだろう。

ところが、このアンフィ・シアターが最初から大コケした。
まさにTDRの赤字部門のBESTナンバーワン。
存在すら知らない人が多い。
そりゃ当然だよ。わざわざディズニーにきて。
ホテル直結のシアターで劇をみて帰る、なんてもったいないことをするわけがない、普通の人は。
たとえ、アンフィ・シアターで宝塚の公式公演があったとしても。
アンバサダーに泊まって、ディズニーランドに行かないなんて、そんなムダな話はないだろう。

これがマイケル・アイズナーのオワコン抱き合わせ商法だったのだ。

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