いま《白熱教室》といってハーバードや海外の名物教授の講義が中継されるようになりましたね。

一流の先生の話はまさにパフォーマンスなんですが、ノーベル経済学賞をとった先生なら、なおさら。
やっぱりみんな早口の英語ですから、学生時代の私は実際は半知半解でしてね(笑)

まわりの友だちに後で解説してもらって、誤解をしないようにレポートを書くということが多かったんです。
そうすると、日本のおみやげをわたしたり、いっしょにちょっとダウンタウン(繁華街)に遊びにいったり。
そうしないと引きこもりでとんちんかんなレポートを出して、教授に叱られたりしちゃうわけ。
ちゃんと親切なネイティブ(現地)の人に、事前に書いた文章を目を通してもらうって、とにかく生きていく知恵を回すことが必要になるんですよ。

ただ原稿を読んでもらうだけなら、「俺も忙しいからよ」と断られたり、アメリカ式TRYに指導料を要求されたりする。
じゃ、何が必要かというと、日本からの情報をきちんと混ぜること。
相手が日本に関心があったり、日本人が出してくる聞いたことのない情報を面白がっていたら、喜んでみてくれる。
あのときは初期のパソコンがあったから、タイプライターしかなかった時代はもっと留学生は苦労したと思う。

それは日本の学歴も同じで、何もしないで過ごしたという人もいるし、苦労して次のステップにつなげたという人もいる。
だから学歴なんか意味もないと思う人は、マクアードル事件にも鈍感でしょう。

芸能界の人も、自分のお気に入りの美容師が、実は美容師の資格免許をもっていなかったとしても、仕事が気に入っていれば何も問題はないと思うに違いない。
それは美容師の資格が、一般人にはその必要性がわからないから。
でも同じ美容師さんだったら敏感だと思う。
だれでも美容師だと自称することが許されるなら、美容学校の学費も学校もいらないわけだし、超人気のセレブ美容室が無資格のバイト従業員を使って、どんどん顧客をとってしまったら、みんな困ってしまうでしょ。

何でキヨハラ問題があれだけ尾を引いてるか、の問題も同じです。
甲子園大会をステップにして、プロになる人は数人だけ。
同期の数十万人の高校生たちは敗退して、夢を破られて、野球にうちこんだ時間を思い出だけにして世の中の流れにもどるんです。
ケガをして障害者になった人もいます。
みんな一生、頂点のキヨハラを見つめているわけです。
それは嫉妬の感情でもあるんですね。
いまのイギリス人や中国人が理不尽に傲慢なのも、要するに嫉妬なんです。

でもマクアードルは詐欺師の部類。
医師免許がない人間が病院をやって営業していた詐欺事件と同じです。
飲酒して、高級外車を無免許運転をした人が、たまたま事故を起こさなかったということ。
美容整形して、ハーフを自称する女性はおかしなやつでしょ。
マクアードルはまさか男でそれをやって、みんながダマされた。

なぜダマされたか。
医師免許とか、車の運転免許を偽ることは犯罪だということは、みんな身近な常識としてわかります。
しかし、家庭教師の先生が東京大学中退なのに卒業したと自称していたら。
受験勉強くらいはうまく教えられるでしょ。

要するに、ハーバードのMBAなんて言われても、《もっとも馬鹿なアンちゃん》みたいな(笑)
意味がわからないわけ。大半の人には無関係。

しかし、ハーバード大学にいたり、ちょっとアメリカやヨーロッパの大学に留学した人は、どこの大学でもMBAってなかなか取れないってわかっている。
アメリカ人がみんな持ってるものじゃない。

やっぱり無免許で高級外車を高速道路で運転したらダメなんだよ。
事故を起こさなくても。
マクアードル事件は単純な詐欺犯罪。

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あの叶恭子姉さんさえ、自分は実は欧米系のハーフだとは言い出さないのに、まあ図々しくやったもんだわね。

さて、私の知るところでは、
マクアードルといえば、アメリカのウォールストリートのブルームバーグ・チャンネル(経済専門TV)に登場するミーガン・マクアードル女史だね。

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あら、ガリガリ系かと(笑)
メガネをはずしたら。

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女優さんみたいでしょ。
彼女にマクアードル詐欺事件のことを知らせたら、世界中に騒ぎが伝わるだろうね。