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ディズニーの家系のルーツに君臨したシンデレラのモデル☆

イギリス王家の開祖王冠2征服王ウィリアム1世(1027-1087)の母、
庶民の娘アルエット・エルエーヴArlette Herleve of Falaise(1003-1050)はどんな女性だったのか?

記録は何もなく、伝説だけが残っているそうです。
それによると、ノルマンディー半島の町ファレーズに今も残る城。
ここはノルマン公リシャールの居城でした。

その次男ロベールが、
たまたま城の塔から、下の川で皮を浸して(ギャグじゃないよ)踏んづけて柔らかくする作業をしていた娘たちを見ていたら。

あんまり勢いよく踏んづけたもんだから、
アルエットちゃんのスカートが落ちて。
お尻丸出しキャアキャアと大騒ぎ。

それを見ていたロベールさん、
女の子たちを城に迎え入れて着替えさせてあげるように命令したと。

何と優しいロベールさんなんでしょとアルエットちゃんが喜んでると、

あれあれなぜか着替え部屋にロベールさん登場。

[何てキミは可愛いんだ!]と一目惚れ。

アルエットちゃんはそのままロベールさんの恋人になって、あれあれ不思議、子供ができちゃいましたという(笑)

夢もファンタジーもない、ただの王子さんのナンパなんだけどね、


考えてみると、わが国の天皇家の開祖・神武天皇も、お妃選びのとき、春の野原で野草摘みをしている女の子たちの中に、ひときわ目立つ美少女に一目惚れして、すぐ奥さんに決めちゃったっていうからね。

ディズニーはここまで詳しくアルエットとロベールの恋物語を知っていたかはわからないけれど。
たぶんブリタニカ百科事典あたりから、ウィリアム王の父母の運命的な自由恋愛について、基本的な知識をもっていたと思います。

でも、これだけじゃファンタジーにならないよねえ。

そこでシンデレラ物語をリニューアルして、ディズニー王国の伝説が書き下ろされた、というわけ。

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