娘の話。
今日はお母さんが夜いないので夜ご飯に久しぶりのマックを買って、バスで帰ると臭いが気になるのでタクシーで帰ることに。
家の近くのコンビニ前で降りて、すぐに気付いた。
「あ、サブバッグ持つの忘れてる」
しかし無情にもタクシーは走り去ってしまった。黒いワゴン車であることを確認したけれど…。
財布や仕事の書類が入ってるメインバッグとは別にいつもサブバッグを持ってる。それには鍵とか職場に入るためのIDとかサッと出せるようにいれてたのだが…。
いつもはないマックの袋を持ってたため、財布からタクシー代出した時に持ち忘れてしまったようだ。
取りあえず家へ。当たり前だけど、玄関も窓も鍵がかかってる。
あー、ワンコたちのご飯も頼まれてたんだった。お腹空かせてるよな。
以前兄が鍵を忘れた時に2階の窓から入ったと聞いたことがあった。
やってみるか…。
庭にある室外機に乗って、2メートルくらいある給湯器に乗って…。
そこから屋根に乗って伝って歩かなきゃならないのだが…、やっぱり私には無理だ。下りよう。
(ここで、娘は自分の運動能力を過信してしまい、2メートルある給湯器からそのまま飛び降りた。なにやってんだか…)
足にすごい衝撃。痛い…だけど家に入らなきゃ…。
家の周りをまた歩いてみるが、やはり無理そう。
そこで仕方なく母にLINE。(もっと早くLINEしろよ!)
「置き鍵してるよ」
え~。今までそんなことしたことないのに…早くLINEすれば良かった…。
鍵を見つけて、やっと家の中へ。
すぐに喜んで跳ね回ってるワンコたちのご飯を作る。遅くなってごめんね…。
はぁ~。取りあえずイスに座る。
その後立てなくなる。
足が…痛すぎる…。
動こうとしたが足を地面につこうとすると激痛が…。
結局ヒザで歩くしかなくなる。
もうイスやソファにもヒザ立ちより高さがあるので座れない。
しばらくすると兄が帰ってきた。
「なにしてんの?」
兄にさっきの出来事を話す。
「なにやってんの。」
ホントそうだ。
せっかく買ってきたマックも食欲なくなって、少ししか食べれない。
結局兄が食べた。自分が買ってきた牛丼と共に…。
しかし、サブバッグには免許証や保険証も入れてるカード入れも入ってたし、とにかくタクシー会社に聞いてみないと…でもどこの会社かもわからないし、手当たり次第タクシー会社に電話して聞いてみる。
届け出があったら連絡してもらうことに。念のため警察にも連絡。
だけど…歩けないから2階の自分の部屋にも上がれない。
お風呂も入れない。
兄が気を遣ってか、自分の部屋ではなくリビングでゲームを始めたので、話しながらそれを眺めてたら、母が帰ってきた。
話をすると驚いてた。
「なにしてんの~!」
これが娘の目線での話。
それでも湿布貼って一晩寝たらましになると楽観してました。