誰にでも出来るボランティアが
あります。
相手からの善意に対して
「ありがとう」と伝えることです。
え
それのどこがボランティアなのって
私は自分が直接形を残すことだけが
ボランティアと考えていません。
自分がきっかけになって、誰かが
人のために形を残すことも
ボランティアだと思います。
例えば、電車の中で子どもがお年寄りに
席を譲ってあげる。
(これも当然ボランティアです)
ここで、お年寄りが
「ワシはそんなに衰えていないわ!」
と思っても、それを口に出したらその子は
どうなるでしょう?
萎縮してしまって、二度と他人に席を譲る
ことがなくなるかもしれません。
それよりも「ありがとう!」とにこやかに言った
場合はどうなるでしょうか?
子どもは自分の善意が相手に感謝されたことに
喜びを感じて、これから先も、お年寄りに席を
譲ってあげる行為をとるでしょう。
自分の善意が「ありがとう」という
感謝の気持ちで帰ってきた時、
人は喜びを感じて、より一層人に
対して優しくできます。
自分自身が人に優しくするのが難しくても、
相手からの善意に対しては、
「ありがとう」という言葉を返す。
そうしたら、自分の代わりに相手の方が
周りに対して優しい行為をとってくれます。
相手からの善意に対して
「ありがとう」と伝える。
日常生活の中で、誰にでもできる
ボランティアだと思います。