21世紀の妖怪【布団たたみ】


物臭な私は布団を何時も敷きっぱなしにしていた。真夏の陽射し、午前9時。突然押入れの襖がピシャリと開き中から奇妙な生き物が現れ布団をたたみ始めた。思わず「ありがとう…」と声をかけた。
恐怖度★★



21世紀の妖怪【枕返し】

玄関のチャイムの音がなった。 NHK の集金人が来たのかと思って扉を開けると、そこには異形の者達がいた。「 妖怪枕返し」妖怪 枕盗みの母親である。息子が枕を盗んだので返しに来たのだった。 腰が低そうなので安心して強気な態度で注意した。「自分の子供ぐらいしっかり監視しとかんかい!」と。
恐怖度★