書籍紹介(1) はたらく細胞 | == 肖蟲軒雑記 ==

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ツボに籠もっているタコが、「知っていても知らなくてもどっちでも良いけど、どちからというと知っていてもしょうもないこと」を書き散らすブログです

巣篭もりの頃にfacebookで流行っていた本を紹介する「ブックカバーチャレンジ」で2週間分投稿をしました。こちらのブログでも埋め草ではありませんが、その一部をご紹介いたしたく存じます。

 

 

本の収納スペースの関係で、このところ電子書籍での購入が多くなっているので、ブックカバーならぬ電子書籍の表紙です。



 

最初にご紹介するのはコミック「はたらく細胞」です。一昨年アニメにもなり、子供たちにも大人気になりましたのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

 ブログでつながっている友人のツイートでその存在を知り、試しに買って見たところ、医学(あるいは生物学)の入門書としても良い内容だということに気づきました。勢い余ってコミックだけでなくアニメの円盤も購入してしまいました。収録されている映像の長さの割にはちょっと割高なのが不満ですが、まあ面白かったから良いでしょう。

さて、私が講師をしている看護学校の学生さんたちも結構読んだり見たりしているようなので、講義の中で「コミックでは面白くするためにこのように描かれているけど実際はね」というマクラを何度も言ったものです。

 

コロナウイルスが蔓延する今こそ、私たちは体がどのようにして病原体と戦うのかをきちんと知るのが重要だと思います。そのための入門書として、皆様もいかがでしょうか?
 

 

このコミックでは色々な免疫細胞が魅力的なキャラクターとして描かれます。中でも素敵なおねえさんとして描かれるマクロファージは、最強の病原体キラーとして美しい顔そのままに大ナタやダンビラを振り回して菌たちを倒します。このギャップに萌える(?)人も結構いるのではないでしょうか。

 


でも、リアルのマクロファージ(macro=大きな、phage=食べるヤツ)を顕微鏡観察などで知っている身としては、むしろハガレンのグラトニーなんですよネエ。