真珠養殖ではあるととても便利だけど高額な器械の一つにレントゲンがあります。核を貝の体内に挿入した後2ヶ月ぐらいで1割から2割ぐらいは核が定着しないで脱落してしまいます。それをレントゲンで確認して選別するのです。


以前にXAVISという韓国製のレントゲンを導入したと紹介したと思いますがその器械が5年目にして故障してしまったのです。故障箇所を写真やビデオなどを使ってリモートで説明したらディテクターという部品の故障だと分かったので購入して送ってもらいました。



画像を写してパソコンへ送るカメラみたいな物なのかな?よく分かりませんが何とこの部品160万円ぐらいするんです。


最初はジャカルタから修理に来てくれる予定だったけどコロナの問題もあり経費も高くなるので自力で部品交換することにしました。結構大変だったけどまあ何とか素人でもできる程度の修理です。


ただ交換後のパソコン設定は素人では無理なのでチームビューワーというソフトを使って韓国から遠隔操作で設定してもらいました。





今回の故障の原因は古いディテクターを見ても分かるように水漏れでディテクターが濡れた事にあるようです。この器械はベルトコンベアの下にあり、ステンレス板の細い切込みから画像を検出する仕組みになっていて切込みにはアクリル板がはめ込まれています。このステンレスとアクリル板の隙間から水が漏れたようです。なので今回はこの隙間をシリコンで埋めました。あと作業終了後には毎回ディテクターの浸水チェックをしようと思います。