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あたま出版ブログ 禿頭席(とくとうせき)

あたま出版http://atama-pub.net/  のブログです。夫婦で書いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


今年の桜は例年よりも早く開花し、私達の目を楽しませてくれています。


桜の薄紅色の花弁は満開の時はもちろん、地面に散らばっていても美しいです。




見上げると、青い空と濃緑色の楠、そして薄紅色。

そして、下を見ると、大きく育った25キロの兄弟犬2頭。


こちらは、白と薄茶色です。


大学を卒業後、金融機関専門の新聞社に就職、その後ビジネス書がメインの出版社に転職しました。
 
配属されたのは、中小零細企業の経営者を読者対象とした雑誌の編集部。 
新聞と雑誌。記者と編集者では仕事内容は大きく異なります。
 記者は自分で取材して記事も自分で書きます。書き上げた原稿は上司のチェックを経て紙面構成担当デスクへ。そこからどのような扱いになるかは完全にお任せです。

 
 編集者は企画立案から始まり、企画内容に応じて誰かに記事を依頼します。そして依頼した原稿をチェックし、誤字脱字等を訂正したり書き直してもらったり、誌面のレイアウト等を調整したりします。
 私がいた編集部では編集者自身も取材して原稿も執筆することが多かったです。文章の書き方も長さも違うので、はじめは戸惑いました。
 次第に慣れると、雑誌づくりの面白さを実感するようになりました。
 但し、雑誌には毎月訪れる〆切の恐怖があります。新聞も〆切はありますが、記者時代とは異なるプレッシャーがありました。
 〆切直前、必死に原稿を書いたり担当ページに穴を開けてしまう夢を見て、飛び起きたことが何度かあります(笑)
 
 
故新井正明・住友生命名誉会長。
安岡正篤の最後の弟子として、熱く語って頂いた連載。勉強になりました。
 
  
 企画から始まり、著者や取材先探し、そして打ち合わせや取材、原稿整理と執筆等、忙しくながらもとても充実した日々でした。 
 残念ながら、2年足らずで編集部が東京へ。私は家庭の事情で大阪に残り、営業部に異動となりました。
 そしてこの雑誌は数年後廃刊となりました。
 
 
 当時の同僚や先輩達とはいまも付き合いがあります。お互いの近況を報告したり仕事に関する情報交換や紹介、また一緒に仕事をすることもあります。
 いま振り返っても、とても充実した日々でした。
 
 あの時の経験があるからこそ、形は少し変われど、今またこの仕事をしているのだと言えます。
 

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中村梅雀「今は25歳年下の妻と愛娘と過ごす毎日。役者一家に生まれた葛藤から解放されるまで」

 

 テレビや映画、そして舞台でも大活躍の中村梅雀さん。

どんな役でもこなす演技力。独特の話し方と笑顔は視聴者・観客を釘付けにしています。

 

かくいう私も梅雀さんのファンのひとりです。

今から20数年前、私が雑誌編集部にいたころに中村梅雀さんと日本ハムの大社啓二社長(当時)との対談を企画・担当しました。

 

 
 この記事が縁で、梅雀さんの舞台を観劇したり酒席をご一緒させて頂いたりしました。
 また、同じくこの対談で知り合った梅雀さんと大社社長はその後もお付き合いがあり、日本ハム・ファイターズの始球式で梅雀さんがマウンドに立つこともありました。
 
 私はその後、事情により営業部に異動。残念ながらこの企画は続きませんでした。
懐かしい思い出です。
 
 

 

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「リスクを取りたくないなら、あなたの人生は退屈でつまらないだろう」

・・・トラブルやアクシデント続きの人から見れば、退屈でつまらない人生が羨ましく思えることも。

  

 

書店に行くと、目的の本以外にも次々と目にとまる本があります。
新刊コーナー、各ジャンルの平台や面陳、棚まで見るとあっという間に時間が過ぎます。時間の経つのが早いことに驚きます。


表紙を見て手に取った一冊。
目の見えない人がどのようにしてアートを楽しむのだろう。一緒にいる晴眼者(目の見える人)はどのようにアートを説明するのだろう。

全盲の白鳥さんは、同行者の説明だけでなく話し方や息づかい、また美術館の匂いや雰囲気など視覚では得られない情報も含めてアート全体を楽しんでいるようです。
 説明する方も、白鳥さんに説明することで、ただ見るだけではなくあらゆる視点でアートを観ることに気付き、楽しみ方が広がるそうです。
白鳥さんは、障害の有無を意識したり、障害を「かわいそう」とか「不便そう」という目で見たりせず、お互い自然に付き合えればとの考えです。先入観や偏見なく自然に。
白鳥さんのアートの楽しみ方は同行者にもアートの新しい見方を教えてくれます。具体的な展示会のレポートもあり、読者もアートを楽しめる内容となっています。
ただ、一つだけ難点があるとすれば、著者の独善性がところどころに表れるところです。ノンフィクションは著者の考えが他ジャンルに比べ強く反映しがちですが、本書では首を傾げざるを得ない場面や描写がいくつかありました。取材を通じて書きたいことが増えるのは、よくありますが、「目の見えない人のアートの楽しみ方」と「同行者もアートの楽しみ方が広がる」ことをもっと深く掘り下げて書くべきだったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

  

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 


『教養として知っておきたい 「宗教」で読み解く世界史』 

宇山卓栄著

 

 


『「民族」で読み解く世界史』と『「王室」で読み解く世界史』は、著者らしい斬新な視点で世界史を読み解き、我々読者の好奇心を刺激してくれました。
学校の授業では長ったらしい横文字の人名・地名が多く歴史を覚えるだけで堪能することは出来ません。
しかし、宇山卓栄氏の著書を読めば、世界史を大いに堪能し知的好奇心を刺激してくれます。
それまでなんとなく腑に落ちなかった疑問が解き明かされ、目から鱗が落ちるでしょう。

 

さて、本書の内容について触れましょう。
人に救いを与える宗教。世界中の人々が有史以来、否、それ以前から信仰心を持って生活を営んできました。
宗教は他方で「他者を自己に従属させる精神侵食のツール」という要素もあります。
 宗教と政治・権力との関係、国を左右する最も大きな原因とも言える宗教の力とは。
 自国民を従属させ、異民族をも支配するためのツールとして遥か昔から利用されてきた宗教。その本質と権力者達との密接な関係、攻防を明らかにし、現在の国際情勢を読み解くヒントを与えてくれる貴重な一冊。
 大変読みやすく頭にすっと入る文章が特長です。

 

■第1部 東アジア—中華秩序の脅威—
中華の膨張、誰が屈し、誰が屈しなかったのか/儒教が覆い隠した属国の哀れ/神道と天皇を中核とした日本文明の独自性/ 華夷秩序に対抗した「帝国」/受難のチベット仏教、宗教は国家の暴虐に打ち勝てるか/新疆ウイグルは中国と異なる文明圏/ 中国と異なるもう1つの独立文明圏、雲南/道教が台湾を新天地としたのはなぜか

 

■第2部 インド・東南アジア—多神教拡散の脅威—
なぜ、インドは多くの宗教の発祥地となったのか/タイやミャンマーの統一王朝が求めた宗教原理/ スマトラ・ジャワの仏教覇権、その力の源泉/アンコール・ワット、巨大寺院建設の資金源/中国文明に対抗するインド文明の最前線/ ヒンドゥー教とイスラム教の宗教覇権に対抗する小宗教/ムガル帝国のイスラム主義の継承者/イスラム教勢力が狙ったマラッカ海峡の交易利権

 

■第3部 ヨーロッパ —宗教改革がもたらした近代国家の誕生—
「我が声はペトロの声なり」、教皇の宗教統治構造/宗教改革という名の醜悪なる利権闘争/巨大化する教団を支える資金/ カトリック資金が大航海時代を生んだ/宗教人口の大移動がもたらした社会変動/知られざる北欧の宗教改革/カトリックを国民統合に利用した指導者/ 正教とは何か、宗教君主としてのロシア皇帝/なぜ、スラヴ圏でありながらカトリックなのか/社会を動かす福音派メガチャーチ

 

■第4部 中東・中央アジア・アフリカ—商業利権に立脚するイスラム教—
カネを払えば許すというイスラム教義/イスラムの野望はヨーロッパへ/十字軍戦争、ジハードの虚/イマームの代理統治を行なうサイイド指導者/ イスラム同胞を見捨てる中央アジア諸国/ユダヤ教というルサンチマン/イスラム教とキリスト教の千年戦争の最前線


 

 

 

 

 

 


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大阪では万博開催に関するニュースがチラホラ報じられています。

前回の大阪万博が開催された当時、「未来の技術」が紹介され、それらの多くが既に実現しています。
携帯電話は予想よりも遥かに小型で多機能になり、あらゆる製品がコンピュータ制御により利便性や安全性が向上しています。
 
一方、技術の進歩に合わせて犯罪も多様化・高度化しています。
そして、防犯対策もレベルアップしています。防犯カメラは年々高機能になり、入退館時には警備員による目視に加え指紋や目の虹彩認証等による二十、三十重のチェック体制が当たり前になりました。まるでスパイ映画並みの防犯システムが普及していることに驚かされます。
 
しかし、これらを扱う人間は、進歩していないのかも知れません。
 

 

 

 
スイスのジュネーブで行われた国連の会合。
流ちょうな英語で発言するのは、カイラサ合衆国大使を名乗る女性。
 
“カイラサ合衆国”大使名乗る女性「“カイラサ合衆国”を代表して発言します。カイラサでは食料や教育、医療などをすべて無料で提供しています」
 
しかし国連は、この発言を無視することを表明した。
一方、きらびやかな民族衣装を着たカイラサ合衆国大使だという女性と、スーツ姿の男性が書類にサインをしている。
 
アメリカ・ニュージャージー州最大の都市ニューアーク市で行われた姉妹都市の提携を結ぶ署名式。
ところが数日後、市議会は、姉妹都市の契約を取り消した。
 
その理由は、実は“カイラサ合衆国”という国は存在しないことがわかったという。
 
謎の国家“カイラサ”を名乗る人物たちは、いったい何者なのか。
南米エクアドル沖の島を購入して新しい国家を作ったとしているが、海外のメディアによると、代表は、詐欺師の男。
 
一時的に姉妹都市になってしまったニューアーク市民からは、「グーグル検索する人はいなかったのか」などと、あきれた反応が上がっている。
 
存在しない国、つまり嘘の身分証で国連の施設に入場出来、しかも会合で発言まで出来てしまうことに驚きを禁じ得ません。
また、アメリカの自治体と姉妹都市提携したとは呆れるばかりです。まずはお互いの都市を調査し訪問して、さらに協議した結果提携するものだと思っていました。姉妹都市提携は、実際にはいい加減なのかも知れません。
 
セキュリティの現場は世間が思っているほど厳重ではなく、中にはかなりいい加減なところもあります。
セキュリティの見直しが必要です。

先週、家族で長居公園へ行きました。
最近はわんこ達を連れて行くことが多いのですが、この日はお留守番。
 

 
長居公園内にある植物園。
とてもきれいな花が咲き誇ります。
 
 
 
 
今は亡き祖母を車椅子に乗せて何度も来たことがあります。
この日は妻と息子、そして私の母の4人。
母にそのことを話すと、「おばあちゃんは喜んでたやろね」と懐かしんでいました。
 
 
 
ほんの数本だけでしたが、桜が美しく花を咲かせていました。
 

 

人生は「自分探し」ではなく

自分を「作り上げる」ことです。

 

 

 

 おっしゃるとおり。