中村梅雀「今は25歳年下の妻と愛娘と過ごす毎日。役者一家に生まれた葛藤から解放されるまで」
テレビや映画、そして舞台でも大活躍の中村梅雀さん。
どんな役でもこなす演技力。独特の話し方と笑顔は視聴者・観客を釘付けにしています。
かくいう私も梅雀さんのファンのひとりです。
今から20数年前、私が雑誌編集部にいたころに中村梅雀さんと日本ハムの大社啓二社長(当時)との対談を企画・担当しました。
出版のご相談はお気軽にどうぞ。
自費出版も承ります。
宇山卓栄著
『「民族」で読み解く世界史』と『「王室」で読み解く世界史』は、著者らしい斬新な視点で世界史を読み解き、我々読者の好奇心を刺激してくれました。
学校の授業では長ったらしい横文字の人名・地名が多く歴史を覚えるだけで堪能することは出来ません。
しかし、宇山卓栄氏の著書を読めば、世界史を大いに堪能し知的好奇心を刺激してくれます。
それまでなんとなく腑に落ちなかった疑問が解き明かされ、目から鱗が落ちるでしょう。
さて、本書の内容について触れましょう。
人に救いを与える宗教。世界中の人々が有史以来、否、それ以前から信仰心を持って生活を営んできました。
宗教は他方で「他者を自己に従属させる精神侵食のツール」という要素もあります。
宗教と政治・権力との関係、国を左右する最も大きな原因とも言える宗教の力とは。
自国民を従属させ、異民族をも支配するためのツールとして遥か昔から利用されてきた宗教。その本質と権力者達との密接な関係、攻防を明らかにし、現在の国際情勢を読み解くヒントを与えてくれる貴重な一冊。
大変読みやすく頭にすっと入る文章が特長です。
■第1部 東アジア—中華秩序の脅威—
中華の膨張、誰が屈し、誰が屈しなかったのか/儒教が覆い隠した属国の哀れ/神道と天皇を中核とした日本文明の独自性/ 華夷秩序に対抗した「帝国」/受難のチベット仏教、宗教は国家の暴虐に打ち勝てるか/新疆ウイグルは中国と異なる文明圏/ 中国と異なるもう1つの独立文明圏、雲南/道教が台湾を新天地としたのはなぜか
■第2部 インド・東南アジア—多神教拡散の脅威—
なぜ、インドは多くの宗教の発祥地となったのか/タイやミャンマーの統一王朝が求めた宗教原理/ スマトラ・ジャワの仏教覇権、その力の源泉/アンコール・ワット、巨大寺院建設の資金源/中国文明に対抗するインド文明の最前線/ ヒンドゥー教とイスラム教の宗教覇権に対抗する小宗教/ムガル帝国のイスラム主義の継承者/イスラム教勢力が狙ったマラッカ海峡の交易利権
■第3部 ヨーロッパ —宗教改革がもたらした近代国家の誕生—
「我が声はペトロの声なり」、教皇の宗教統治構造/宗教改革という名の醜悪なる利権闘争/巨大化する教団を支える資金/ カトリック資金が大航海時代を生んだ/宗教人口の大移動がもたらした社会変動/知られざる北欧の宗教改革/カトリックを国民統合に利用した指導者/ 正教とは何か、宗教君主としてのロシア皇帝/なぜ、スラヴ圏でありながらカトリックなのか/社会を動かす福音派メガチャーチ
■第4部 中東・中央アジア・アフリカ—商業利権に立脚するイスラム教—
カネを払えば許すというイスラム教義/イスラムの野望はヨーロッパへ/十字軍戦争、ジハードの虚/イマームの代理統治を行なうサイイド指導者/ イスラム同胞を見捨てる中央アジア諸国/ユダヤ教というルサンチマン/イスラム教とキリスト教の千年戦争の最前線
出版のご相談はお気軽にどうぞ。
自費出版も承ります。