楽しむこと | ビーチバレー 清水啓輔のブログ
「楽しむ」という字は簡単に書けるけれど、実際に何かを楽しむということは、とてもとても難しいことで。




ただ、競技をしていてやっぱり良い時、強い時は、楽しめている時だと僕は思っています。
また、ビーチバレーは楽しいものだと発信し、それをたくさんの人に伝えたいと主張している身としては、やはり苦しい顔ばかりして競技するわけにはいきません。笑




でも、そこは常に苦しめようとしてくる相手がいるわけですから、簡単なことではないんですね。




だからこそ、うまくいかない時、苦しい時でも楽しそうにプレーする選手は魅力的に見えるのだと思います。








「楽しむこと」について考えたとき、競技者が経験するフェーズは3段階あると僕は考えています。




無条件に楽しめる段階



楽しめなくなる段階



乗り越えて、楽しめる段階





この3段階です。




要は、始めたばかりの頃は嫌でも上達するし楽しいけれど、それが止まったとき、楽しめなくなるんですね。ただ、それを乗り越えて楽しめる人もいるし、その状態が一番強いんだと、僕は思うわけです。





ただ、その境地にたどり着ける人がどれだけいるでしょうか。








先週末、名古屋のイベントに出演し、キラキラした目でビーチバレーをプレーし、コートが使える時間があればすかさず練習する中高生のプレーヤーを見て、今僕はどんな目をしてコートに立っているのだろうと、物思いにふけりました。









参加した中高生は、イベント終了後も僕のところに来てたくさんの質問をしてくれたんです。




自分より経験がある人に、質問やアドバイスを求めることにとってもとっても勇気がいることを、僕は知っています。




それでもとにかく上手くなりたくて、僕のところに来てくれた子たちの目は、間違いなく輝いていました。





こういうイベントにゲストとして参加させていただくことがありますが、いつもこうしてギフトをもらって帰ります。




彼らの姿は本当に本当に僕が目指している姿なんですね。







もちろん彼らが競技を続けていけば、楽しいことばかりではないことは、最初にお話しした通りです。







「楽しむ」こととはきっと、いいことも辛いことも、好きなことも嫌いなことも、受け入れて感じていくことなんですね。






恋から愛に、じゃないですけど、全てを受け入れてこそ楽しめるのだと、僕は思います。









イベントを開催してくださった関係者の皆様、参加してくださった学生の皆さん、観戦していただいた方々、直接お伝えできず申し訳ございませんが、本当にありがとうございました。